F1 プレシーズンテスト・3日目の結果 [モータースポーツ]
1日目の赤旗中断の無い平穏な状態から、赤旗中断が5回に増えました。
この日はウェットコンディションのテストも実施するということで、午後には
コースに水を撒いてウエットコースにしてテストを実施していますが、午前中
にトラブルを起こしたチームは修理が間に合わず、午後は走っていません。
テスト走行の負荷を高めていくことで、マシンの不具合部分が大きなトラブル
に発展したということでしょうかね、アルピーヌのフェルナンド・アロンソの
マシンは油圧系統のトラブルで出火ということになりましたが、本格的な火災
にまでは至らず、鎮火させることは出来ました。
アルファロメオの周冠宇はマシンストップで赤旗中断になり、一旦はテストに
復帰しましたが、再度のストップで赤旗が二回出ました。
アルファタウリのピエール・ガスリーはマシンの限界をつかむためのハードな
テストを行った結果、コースアウトからクラッシュとなり、フロントウイング
とサスペンションを壊して走行不能からの赤旗で、午後のテストには参加する
ことが出来ませんでした。
アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルも、エンジンから出火したため
走行途中でコース上にストップしたため赤旗中断になり午後になっても修復に
手間取ったため、午後の部のランス・ストロールは走行無しです。
他に、ハースのマシンは水漏れのため午前中の9周で走行を打ち切って、原因
を調べましたが原因が分からず、午後の走行は中止になりました。
ハースのメインスポンサーのウラルカリがウクライナに侵攻したロシアの企業
のため、契約解除になるようで、ウラルカリのオーナーの息子としてシートを
獲得していたニキータ・マゼピンも契約打ち切りになりそうです。
F2で必要なスーパーライセンスポイントを獲得はしましたが、レース中の言動
や紳士協定を含めたマナー順守の意識が低いことから問題児扱いされていたと
いうこともあり、ハースを解雇されてもあまり同情は得られないかも知れない
という見方によっては可哀想な立場ですね。
3日目のトップタイムはルイス・ハミルトンで、1分19秒138
二番手もメルセデスのジョージ・ラッセルで、二人合わせて160周の周回
それに続くのがレッドブルのセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペン
で二人とも1分19秒台で、二人合わせて133周
アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが、五番手のタイムを記録して
調子が上がってきたところでエンジンから出火して上記のように赤旗ストップ
以下、フェラーリ、ウイリアムズ、マクラーレンの二人ずつが並び、その下に
アルピーヌ、アルファロメオ、アルファタウリ、ハースの順です。
トラブルのあったチームで、午後からの走行予定だった、ランス・ストロール
エステバン・オコン、ミック・シューマッハ、角田裕毅は残念ながら走行する
ことは出来ませんでした。
ということで3日目は荒れ気味だった2022年のプレシーズンテストの一回目は
終了し、2回目は二週間後にバーレーンで実施され、さらに一週間後の3月20日
は開幕戦のバーレーンGPというスケジュールになっています。
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