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F1 プレシーズンテスト・2日目の結果 [モータースポーツ]

初日は大きなトラブルが発生することは無く、コース上でマシンが停止したり
部品やオイルが撒かれて、赤旗が出ることはありませんでしたが、二日目には
レッドブルのセルジオ・ペレスがギアボックスの不調、ニキータ・マゼピンが
マシントラブルでコース上に停車して赤旗中断が発生しました。

F1 pre season test 2022-2.jpg

トップタイムを記録したのは初日のランド・ノリスに代わって、フェラーリの
シャルル・ルクレールで、去年のマシンから大きく進化しているようで、変更
されたレギュレーションに現時点で、もっとも順応しているのが、フェラーリ
という感じになっています。


フェラーリは、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツで、145周を周回
しているのに対して、アルファタウリはピエール・ガスリーが1人で147周を
走行していて、基本的なセッティングについては出来上がっているようです。

後は出走するサーキットの路面の状況、天候に合わせて微調整をするだけでも
大丈夫だと自信を持っているようで、今年はコンストラクターズランキングで
昨年以上の結果が出せそうな余裕のコメントが目立ちます。



三番手のタイムを出したのはダニエル・リカルドで、ランド・ノリスのタイム
には及びませんが、去年までのダニエル・リカルドよりも、マシンとの相性が
良い感じがしていて、マクラーレンがメルセデス、レッドブルとバトルをする
場面が増えそうな感じがします。

アルファロメオはバルテリ・ボッタスが21周のみ、周冠宇が71周を走行して
前日の32周よりは走行距離が増えましたが、相変わらずハースほどでは無いに
しても「参加することに意義」があるという感じで、勝ちに行くチーム体制に
あるとは思えないですね。



二日目の走行時からロシアがウクライナに侵攻するという国際問題が発生して
ニキータ・マゼピンに対して、多くの中傷が発信されたようですが、戦闘命令
を下したのはウラジーミル・プーチン大統領であってニキータ・マゼピンには
指揮権も無ければ、命令権もありません。

Ukraine crisis 2022.jpg

普段の態度から、元々中傷を受けやすいタイプですが、スポーツの世界に政治
を持ち込むのは止めましょうというのが世界的な共通項目ですからね、やはり
戦争とは切り離して、対応するべき問題だとは思います。

そういう経緯があったのも影響したのか、ハースの赤、青、白のカラーリング
が修正されて白一色になりました。ロシアの企業ウラルカリのスポンサーロゴ
も消えているので、スポンサー契約を打ち切ったのか、当面はロシア色を隠す
ことになったのかはわかりませんが、素早い対応だなと思ったら、F1とFIAも
素早く対応していて、ポリシーがはっきりしているなと思いました。

また、F1とFIAは、9月25日に開催予定のロシアグランプリの開催を中止する
ことを発表して、戦争を引き起こす国での開催はしないことを決定しました。
F1とFIAは「人々を団結させ、国々を結びつけるという前向きなビジョン」を
持って世界の国々を訪問しているとして、ロシアグランプリの開催は不可能で
あると結論付けたということです。

コロナ禍だ、人権だときれいごとを言いながら、ズルズルと東京オリンピック
を開催し、北京オリンピックに参加して、メダルの数が云々なんて言っている
日本政府と日本メディアの能天気ぶりとは対象的な対応だと思います。


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