F1 第7戦 フランスGP フリー走行 [モータースポーツ]
現在までのように新型コロナウイルスの感染がコントロールされれば6月25日
のシュタイアーマルクGP、オーストリアGP(この2つはどちらもオーストリア
のレットブル・リンクで開催されます。)イギリス、ハンガリーと転戦した後
一か月の休みを挟んで、オランダ、イタリア、ロシアと続きます。
第16戦のシンガポールGPは既に中止が決定していて、第17戦の日本GPの開催
は東京でのオリンピックによって感染者がどれだけ増えるかの状況を見てから
の判断ということになっていますが、無観客と言っていたにも関わらずバカな
組織委員会は、ここにきて観客をどれだけ入れるかという話を、国民の意見を
聞くことも無くゴリ押ししようとしているので、感染拡大は確実でしょう。
ということで、日本GPも中止になる可能性が高いと思います。
ホンダの最後の年ということもありますし、昨年までとは違ってメルセデスと
互角に戦える戦闘力を持ったレッドブル・ホンダが、鈴鹿で優勝する可能性も
ある状況ですからね、中止になるとしたら本当に残念な話です。
というような先の話を延々と書いていても仕方ないので、今週末に開催される
フランスGPの話に移ります。
2018年から10年振りにF1カレンダーに戻ってきたフランスGPは、改修工事に
よって、最新の設備を持つサーキットになったポール・リカール・サーキット
で6月18日の11時30分(現地時間)からフリー走行が始まり、6月20日の15時
(現地時間)から決勝がスタートします。
昨年まで【ルノー】だった【アルピーヌ】にとっては地元での開催ということ
になりますし、アルピーヌのドライバーのエステバン・オコンはフランス国籍
ですから、フランスGPは特別な思いがあるかも知れません。
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーもフランス国籍なのでチームの
国籍はイタリアですが、やはり地元でのレースという意識はあると思いますし
前回のアゼルバイジャンでも調子が良かったので、表彰台を目標にいつも以上
にプッシュしてくることでしょう。
ということで、一回目のフリー走行の結果です。
あくまでもフリー走行なので、まだそれぞれのチームは真剣にタイムアタック
をしているわけではありませんが、モナコとアゼルバイジャンで良いとこ無し
だったメルセデスが一番手、二番手のタイムを出したのは復調してきていると
いうことなので、前回よりは厳しいレースになりそうですね。
1.バルテリ・ボッタス(メルセデス) - 1分33秒448
2.ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 1分33秒783
3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 1分33秒880
4.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) - 1分34秒193
5.エステバン・オコン(アルピーヌ) - 1分34秒329
6.ダニエル・リカルド(マクラーレン) - 1分34秒644
7.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) - 1分34秒693
8.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) - 1分34秒699
9.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分34秒707
10.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) - 1分34秒847
レッドブル・ホンダの二人が三番手、四番手に入りましたが、フェラーリ勢が
一人もいないのはちょっと違和感があります。
エステバン・オコンは、アルピーヌと2024年までの長期契約が成立したことで
モチベーションが上がったのか、シートを失う不安から解放されたことで余裕
が出来たのか、地元でのレースで張り切っているのか、いろいろな要因がある
感じですが、五番手と良いスタートになっています。
同じく地元のピエール・ガスリーは八番手とはいえ、予選までにセットアップ
を決めて行くことでQ3進出、決勝で上位からのスタートが出来そうな位置には
いますから、今後のFP2、FP3と順位を上げていけそうな気がします。
現時点で10番手と上々のスタートをした角田裕毅も、前回の7位以上の結果を
出せるように、クラッシュしない程度に張り切ってもらいたいです。
メルセデスはここにきて復調の兆しですかねぇ
通常コースだとやはり速いですね~
FP2はタッペンでした。
by 青い森のヨッチン (2021-06-19 09:24)
青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。
メルセデスは市街地コースだとシャシーとパワーユニットの相性が今一つ
という見方が証明されたような感じですから、逆に本来のサーキットでは
セッティングを決めやすいという見方も正しいということでしょうね。
ただ、今回はFP3のマックス・フェルスタッペンは速かったですし、
予選でも1人だけが1分29秒台を記録したということで、今シーズンで
最後のホンダは、来シーズンまでを見据えて新型エンジンを開発したと
いうことらしいので、高速コースでも勝てるかも知れませんね。
ピエール・ガスリーが、Q3でトラックをはみ出して計測タイムが無効に
なった時はマズいじゃないですか、と思いましたが再アタックで6番手
を確保してくれて良かったです。
角田裕毅は褒められるとコケるタイプみたいですね。
アゼルバイジャンで失速していた評価が持ち直したのに、フランスでは
またプッシュのタイミングが悪いと怒られそうです。
by suzuran (2021-06-20 01:57)