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東関部屋が閉鎖になる [相撲関連]

日本で初めての外国人の関取(相撲界では十両以上が関取です)だった高見山
が引退して、年寄東関を襲名、所属していた高砂部屋から分離独立をして新た
に起こした東関部屋が、後継者がいないという理由で閉鎖になりそうです。



現在の東関親方は元小結の高見盛(永谷園のお茶漬けとかサントリーのBOSS
のCMにも登場していた人気力士でした)で、元高見山の東関親方が12代目で
その後継者だった13代目東関親方(元前頭潮丸)が血管肉腫のために41歳で
死去するという出来事があり、部屋付き親方だった14代目東関親方が、部屋を
継承していましたが、師匠の役割に対する精神的負担から部屋の継承は1年と
いう条件があったようです。


相撲部屋の師匠というと、暴力事件とか賭博に関わったりという悪いイメージ
が強いのですが、元高見盛はそういった社会的な悪行に関わったわけではなく
師匠としての責任の重さを受け止めきれない部分があるようで、一国一城の主
という地位に就くのが重荷のようです。



そうは言っても、不慣れな日本で努力を積み重ねて、部屋持ちの親方になった
12代目東関親方にとっては残念なことでしょうから高砂一門の中で後継者探し
が行われたようですが、候補者がいないということで、春場所が終わった後で
東関部屋は閉鎖されて同じ高砂一門の八角部屋に吸収されるようです。

12代目の東関親方(元高見山)は定年後の今も健在なので、気持ち的には何か
あるかと思いますが、元高見盛の心情を察してかコメントは出ていません。
いろいろと大人の事情があるんでしょうね。

私が子供の頃の人気力士で、史上初の外国人三役だった高見山はテレビCMも
いくつか放映されていたことを覚えていて、傷テープのサビオの印象が、一番
強いのですが、他の力士のことはほとんど記憶がありません。



私が小学生の頃から20歳を過ぎるまで、長めの現役生活(引退は39歳で現在
の平均的な力士の活躍期間よりも長い)だった上、初めての外国人力士だった
ということからテレビの露出も多かったのかも知れません。



横綱になった曙を筆頭に、高見盛や潮丸など関取を育成した12代目東関親方は
師匠としても実績を残していたことが今回の問題で再認識されるでしょうね。


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