隠す意味があるの？古典的なエロス

週間ポストとか週刊現代など、中高年向け男性週刊誌の車内吊り広告を見ると
衝撃！とか、特別企画！という大見出しの後に○○○○の袋とじグラビア公開
という文字が何種類かに色分けされて書かれています。


表紙もこんな感じなので、そりゃ飛行機には載せられません。

ホントに躍動感溢れる感じで書いてあるので、思わず釣られてしまう人も多分
いるのではないかと思いますが、それでもあの手の週刊誌の売れ行きは下降線
をたどっているというのは多くの人の知るところです。

というか、あの手法が出来たのは40年ぐらい前ですから、ワンパターンという
表現では追いつかないぐらい古典的な「釣り」の技法ですが、それでもメイン
の広告で宣伝しているぐらいなので、需要はあるのでしょうね。



記事の内容自体は女性週刊誌と大差ないのに、政治とか社会問題など女性とは
社会に対する見方が違うんだよ、なんて感じで自己主張するかのように大きな
見出しで書かれていますが、学閥だとか大学のブランド化を悪しきことと批判
しているのにも関わらず、入学シーズンになると、どこの高校から何人が東大
に入学したとか前言とは全く正反対の進学有名校を褒め称えるかのような記事
を書いたりしていて一貫性がありませんからね、そりゃ女性週刊誌の内容の方
が余程一貫性があるように見受けられます。

そもそも女に政治の話が分かるのか？なんて真面目な顔をして言っている人が
いるのが中高年層なので、自分だけが社会問題について深く深く考えていると
思い込んでいる人が読んでいるんだろうなと勝手に推測します。

そんなわけで、与太記事の方が多いような週刊誌なので、読者を釣るためには
どうしても必要になっているのが袋とじ企画のような感じがします。



が、今の時代にはインターネットでAV女優のギリギリ画像を見るなんてことは
小中学生でも出来る（良い子は見ちゃダメ、ということになってはいるものの
世界とリアルタイムで繋がっている以上は仕方ないですよ、好奇心は通常以上
の知恵が湧き出るものです）時代に袋とじ企画と言われてもネェ…と普通なら
思うはずですが、それでも需要があるということは検索の仕方とか、初歩的な
使い方がわからない人も少なくは無いのでしょう。



というか、いまだに有料サイトを閲覧したという詐欺メールが送りつけられて
それに応じてお金を振り込んでしまう人がいるぐらいですから、詐欺サイトの
地雷を踏んでしまう人がいるみたいですし、それが怖くて、インターネットで
いわゆるエロサイトを開けない人も少なくはないということなのかな。



どんな理由でも良いのですが、個人的には自宅に持ち帰った週間ポストなどの
袋とじの部分を、いつ開けるのかが他人事ながら、ちょっと気になります。

奥さんとか子どもの前では当然、そんなことは出来ないでしょうし、わざわざ
はさみを持ち出して、週刊誌の袋とじをコソコソと切っている自分の姿を想像
したら空しくなったりしないのかな？そんな風に思います。

もちろん会社とか電車の中でそんなことをしたら、たとえ休憩時間であっても
女性に見られたらセクハラ問題になるのは必至ですし、今まで品行方正な紳士
として周囲から見られていた評価が地に堕ちるかも知れません。

なんて言いながら、そういうむっつりスケベタイプの人って女性は意外に簡単
に見抜いているので、やっぱりそういう人なのねで終わりそうですけどね
ムッツリスケベよりもニッコリスケベの方が印象は良いものです。
だって、男って元々スケベな動物でしょ？



そんな感じで見たら袋とじ企画って意味があるのでしょうか？
中高年男性向けの雑誌の売れ行きが落ちるのはやはり当然なんですよ。
メイン企画が堂々と見られないなんて意味が無いじゃないですか。

ちなみに、まだまだセクハラ問題もインターネットもなかった時代に私が勤務
していた会社で、お客様の時間潰し用の週間ポストの袋とじ企画を切り開いて
いたのは私でした。（お仕事の一貫です）

管理業務担当者の私には、ショールームの備品管理も仕事のうちということで
お客さんが自分で破って失敗しないように予め切り開いて置いていたのです。
今考えたらその部分を切り捨てた方がよりお客さんの立場を考えた対応だった
ような気がしますが過去のことですから、今更反省しても仕方ないのです。

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