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種牡馬クロフネが老衰で死亡 [競馬]

武豊騎手の騎乗により、2001年のNHKマイルカップとジャパンカップダート
で勝ったものの屈腱炎を発症したために競馬場での活躍は短かったクロフネが
北海道の社台スタリオンステーションで死亡しました。



老衰とは言え23歳なので、まだまだ長生きする馬もいますが(クロフネの父馬
フレンチデピュティは29歳ですが存命です)、JRA史上初の白毛馬によるGI
勝利をした昨年のソダシの活躍を見て、もう役目を終えたと感じたのか、昨年
種牡馬を引退してから衰えは早かったように感じています。


2002年から種牡馬として後継を残すことを仕事にしてきましたが、昨年には
種牡馬を引退して、功労馬として社台スタリオンステーションで繋養されて
いましたが、2020年の夏までは元気でしたが、その後、亡くなる前の二か月
ほどは体調がすぐれなかったようで、1月17日の午後2時に亡くなりました。

デビュー後、日本ダービー、神戸新聞杯までは芝での競馬でしたが、路線転向
をして、ダートの武蔵野ステークスに出走して9馬身差の差をつけて勝った後
ジャパンカップダートで優勝、ダートでの競馬に適性があることを見せました
が、屈腱炎(主に前脚で発症する筋肉の炎症による怪我で、慢性化して完治が
難しい病気で、競争能力に影響するため発症すると引退するのが一般的です)
によって引退し、種牡馬になりました。



種牡馬として18年間活躍してきた間に、クロフネの仔が勝ったJRAの勝利数は
1400勝を超えていて、JRA史上8番目の記録になっています。

10年ぐらい前の初夏に、社台スタリオンステーションまで見学に行った時には
ディープインパクトやキングカメハメハ、シンボリクリスエスなどの種牡馬と
一緒に放牧されていて、「こっちも見てよ」とアピールしていたのがクロフネ
で、おちゃめな感じで可愛かったです。



以前、ディープインパクト、キングカメハメハの馬主の金子真人氏の馬を見る
相馬眼はとんでもなくすごいと書いたことがありますが、このクロフネもまた
金子真人氏の持ち馬でしたから、やっぱり走る馬を見つける才能はすごいなと
思うと共に、去年と今年でディープインパクトもキングカメハメハもクロフネ
も旅立ってしまって、残念なことでしょうね。

サラブレッドも生き物ですから、いつかは死んでしまうのは仕方が無いですが
一世を風靡した馬たちが続けて死んでしまうのは寂しいものです。


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