愛を確かめ合う日・バレンタインデー [恋愛]
いう言葉だけでなく本命チョコとか友チョコとか一昔前よりも格段に増加した
固有名詞が飛び交っていますが、個人的な話はあえて書くこともなく、世界の
バレンタインデー関連の話をつらつらと書き綴ってみようと思います。
マレーシアにおいては「バレンタインデーの罠に気をつけよう」と、少々長め
のキャッチフレーズのキャンペーンが展開されています。
マレーシアは基本的にイスラム教国ということもあり、異教徒の関係する匂い
がするバレンタインデーのような不道徳な習慣に騙されるなということが本音
として言いたいようで、元々のバレンタインデーの由来にキリスト教の司祭が
関連していることを問題視しているようですね。
イスラム教・キリスト教・ユダヤ教は、元を辿れば全て起源は一緒なんですが
それぞれが独立した宗旨宗派みたいになっているので、他宗教は異教徒扱いに
なっていますから、それぞれの慣習を理解し合うのは難しそうです。
簡単にバレンタインデーの起源に触れますと、ローマ帝国の時代は兵士の間で
結婚をすることは禁じられていたのですが、バレンタインという司祭が内緒で
祝福を与えてしまったことが当時の皇帝の逆鱗に触れ、処刑されてしまったと
されるその当日が聖・バレンタインデーということになり、愛を確かめ合う日
ということになったわけです。
ローマ帝国の時代に女性兵士は存在したのだろうか?もしかしたら男性同士の
結婚を認めたのだろうか?とか数々の疑問はあるわけですが、特に宗教が特筆
されているわけでもないので、イスラム教徒は参加してはいけないと肩肘張る
ほどのものでもないような気はしますが「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という
言葉があるぐらいですからね、感情として許せない部分はあるのでしょう。
ともかく愛を確かめ合う日ですから、男女間でも同性間でも愛情があれば問題
ないでしょうし、それが友情であっても構わないと思います。
外国の場合は男性がジュエリーや下着など肌に着ける物を女性に贈る例が多い
ようですが、日本ではメリーチョコレートの営業担当者の先見性が功を奏した
ため、チョコレートメーカーにとって一年間の売り上げの大半は大袈裟として
それなりの売り上げ稼ぐ大切な日になります。
但し、イスラム教国が大半の中東であってもレバノンでは、バレンタインデー
はかなり盛り上がる行事のようで女性の下着売り場やぬいぐるみなどの女性を
対象としたプレゼントのセールにはかなり力が入っていて、バレンタインデー
の王道を歩んでいる感じです。(レバノンはキリスト教徒が多い国です。)
日本でも三十年以上前から下着メーカーがホワイトデー商戦に参入しましたが
現在はバレンタイン商戦にも参戦していてバレンタインデーにはチョコレート
と下着のプレゼント交換、さらにそれから一か月後のホワイトデーにもまた別
の品物でプレゼントを贈ることになるパターンが出来ているようです。
女性に可愛い下着を贈るというのは、かなりセンスが必要なことですが女性の
気持ちを読み取って下着を贈れるような男性なら、女性の心をつかむ才能にも
恵まれていることでしょうね。
コメント 0