SSブログ

武豊騎手がJRA史上初の4200勝 [競馬]

JRA(日本中央競馬会)所属の武豊騎手が、8月9日の札幌競馬場第7レースで
ドゥラモットで通算4200勝を達成しました。
※日本ダービー馬のドゥラメンテとは全く関係はありません。

yutaka4200.jpg

デビューしたのが1987年3月1日、デビューしてから33年5か月9日で出走数は
22,487戦目での達成ということになります。


騎手は騎乗によって腰や膝を痛めたり、落馬によって骨折や打撲、内臓損傷の
重傷を負うリスクのある危険な仕事ですから30年以上続けること自体が乗馬の
センス(体に負担をかけない騎乗スタイルと落馬が少なく、落馬しても大きな
怪我に結びつかない)が非常に優れている証明でもあるわけで、さらに長年の
騎乗が勝利数に結びついていて、それが天才と呼ばれる所以でしょう。





JRAで武豊騎手に次ぐ勝利数を挙げているのは2005年に引退している岡部幸雄
騎手の2943勝、それ以下は現役の騎手が続いていて武豊騎手よりも一年先輩の
横山典弘騎手が2807勝、武豊騎手と同期の蛯名正義騎手が2537勝です。

年齢的に武豊騎手よりも7歳年下で今年は皐月賞、日本ダービーを無敗で勝った
コントレイルに騎乗する福永祐一騎手でさえも、2329勝ですから、JRA史上初
の4200勝というよりは前人未到でなおかつ、永久不滅の記録であって、さらに
多くの勝利数を目指せるのは武豊騎手しかいないように思います。

競馬=ギャンブルの対象で、競馬のジョッキーをアスリートだと認めない狭量
な人間もいますが、オリンピック競技に馬術があっても、馬による競争は興業
だとしか見られない人は世界の狭い気の毒な人だなと個人的に思います。

競走馬が好き=ギャンブル狂という短絡的な考えしかできない視野の狭さ
競馬界自体を低く見る差別意識(競馬の世界で生活している調教師から厩務員
騎手、装蹄師、獣医師、牧場関係者までを含めての侮辱です)

無関係な話はともかくとして、ここまで伸ばした記録をどこまで伸ばせるか?
は、今後の武豊騎手の体調とモチベーション次第でしょうね。

本人コメントでは「これからもまだまだ伸ばしていきたいです」ということで
今年が現時点で71勝なので、年末までには100勝は超えるでしょうから、55歳
まで現役を続けたとしたら4500勝までは行くのかな。

二度と出ないであろう天才騎手をリアルタイムで見ることが出来るというのは
この時代に人生を生きた幸運だと思っています。


nice!(34)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 34

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved