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1980年のヒット曲 前編 [音楽]

1980年と書くとなんとなく新しいような気がしてしまうのが不思議なんですが
今から40年前なんですよね。この時は高校3年生でしたが前年の秋の文化祭に
長渕剛さんを呼ぶという話が出て、生徒会側の意見は(私は委員長だったので
参加していました)は、学校の提案に大賛成だったのですが、結局は名古屋で
活動をしていたセンチメンタルシティロマンスというグループになりました。


センチメンタルシティロマンス
1973年から名古屋を中心に活動していましたが現在は活動休止中です。

学校側の結論として学校の予算は20万円である。長渕剛さんは当時はギャラが
20万円だったので予算上問題はないが、センチメンタルシティロマンスは同じ
金額でメンバーが5人だったので、同じ20万円ならギター一本の長渕剛よりも
シティポップスのグループの方がお得ではないかという意味不明の理由により
センチメンタルシティロマンスになったのでした。


文化祭当日は実際のところ誰も曲を知らないわけですからね、演奏の途中でも
会場内を歩き回ったり、出入りをしていたので、ステージ上からいくらお金を
払っているといっても呼んでおきながら演奏を聞かずに歩き回るなんていくら
なんでも君たちの態度は悪すぎる、失礼じゃないかとボーカルの人に怒られる
有様で確かに申し訳ない状態ではあったけど、元々が永ちゃんだとか横浜銀蝿
なんて言っている生徒が大半でしたからね、全く不似合いなシティポップスの
グループを呼んだ先生たちにも大いに責任はあるよね~と思いました。
※ 決してセンチメンタルシティロマンスが悪いわけではなく、田舎の高校生
という客の顔ぶれを見れば「シティ」とか「ロマンス」じゃないわけです。

まだ先生たちは全く知りませんでしたが、翌年(1980年)には長渕剛さんの
「順子」が年間5位になる大ヒットをしましたからね、前年の文化祭に来れば
まだデビュー直後の初々しい長渕剛さんを見られたのにと今でも残念です。



で、話は1980年の1位の作品に移るのですね。
もんた&ブラサーズの「ダンシング・オールナイト」が1位でした。
ロックグループなのに北島三郎事務所の所属とかね、そこ突っ込むところ?と
いう感じで話題になったりしました。



2位になったのは久保田早紀さんの「異邦人」
中東というかアラビアンナイトというか、そんなイメージの曲で歌っている人
も美人さんだったので毎日のようにテレビに出ていました。
現在はどこかの教会で歌っているとか聞いた気がします。


昭和の頃は歌番組の演出にもお金をかけていましたよね。

3位は世界歌謡祭グランプリ受賞曲の「大都会」クリスタルキング
グループ名の由来として、キングクリムゾンの「クリムゾンキングの宮殿」と
いう説がありますが真偽のほどはわかりません。


デビュー前のオリジナル音源です。

田中さんのハイトーンボイスと吉崎さんの低音のツインボーカルが好きでした
が野球で守備をしていた際に喉に打球が当たってから(外傷性の問題ではない
ということです)高い声が出なくなったことと田中さんと吉崎さんの確執から
クリスタルキングとしての活動は終わっています。
この年は16位に蜃気楼も入っていますが「北斗の拳」の主題歌も有名ですね。

4位にはシャネルズの「ランナウェイ」が入っています。
リーダーの鈴木雅之さんは現在もソロ歌手、バスボーカルを担当していた佐藤
善雄さんはプロデューサーとしてゴスペラーズを担当、ラッパの桑野こと桑野
信義さんは故・志村けんさんとコントをしたり、ミュージシャンとしても鈴木
雅之さんやゴスペラーズと競演して多彩な才能を見せています。



振り付け担当だった田代まさしさんは残念なことに覚せい剤などの薬物に手を
出したり隠し撮りで捕まったりしていますが、故・志村けんさんと一緒に出演
してコントをしていた時のことを忘れずに更生して欲しいと思います。

一度だけ父親の関係でシャネルズのメンバーにサインと本人のイラストを色紙
に書いてもらったことがあるのですが、その時の印象でも田代さんはステージ
の様子とは全く違っていて内気で大人しい感じだったので、緊張した状態では
耐えられないぐらいナイーブな人なのかも知れません。

6位は海援隊の「贈る言葉」
「3年B組金八先生」が高視聴率番組で毎週必ず見ていました。
今では時々、今の時代には合わないことを言う武田鉄矢さんですが、そもそも
ドラマの中での人格者が金八先生だったわけで、そのイメージを当てはめての
批判はちょっと的外れな感じがしないでもありません。



元々から「美しい人を抱きたいとおもう」という歌を作って歌ったり、アリス
の谷村新司さんとビニール本(ビニールを開かないと中を見ることの出来ない
一般のグラビア誌よりもマル秘な部分を見ることの出来たエロ本)の所有数を
競ったりしていた普通の人なんですから聖職者のイメージで見るのはいろんな
意味で間違っていると思います。「贈る言葉」は良い歌だと思っています。

演歌はあまり興味がなかったので特に思い入れもなく聞いてもいなかったので
7位、8位は飛ばして9位はオフコースの「さよなら」です。



小田和正さんの声は透明感のある声だからか、オフコースのアルバムの装丁は
白基調が多かったような気がしますが、歌のイメージも秋から冬の感じが強く
雪の白や氷の透明な感じからホワイトとクリスタルという感じもしました。

高校生の頃から振られ続けていましたから、オフコースの歌は胸にしみじみと
染みる歌が多かったことを今でも覚えています。
オフコースの歌は35位にも「Yes-No」が入っています。



ということで、9位までで終わってしまいました。
ちなみに10位は田原俊彦の「哀愁でいと」ですが、当然貼りません。
高校生の頃からジャニーズのタレントは大嫌いでしたからね(笑)

次回は11位からです。


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mio

「シティ」とか「ロマンス」じゃないわけです。←妙にツボにはまって
笑ってしまいました(笑)確かに永ちゃんが好きな高校生にこの曲調は
退屈でしょうねぇ。

久保田早紀さんの美しさに憧れました。顔はどうにもならないけど
ピアノは習っていて弾けたので、明星の付録かなんかで異邦人を
練習しました。残念ながらわたしは「弾き語り」が出来ないので
歌うのは同級生でわたしはもっぱら伴奏役でしたが。
by mio (2020-04-10 13:40) 

suzuran

mioさん:
コメントありがとうございます。

そうなんですよ、永ちゃんの歌が大好きな現役暴走族の兄ちゃんたちが
「センチメンタル」なシティポップを本気でおとなしく聞いていると
思ったんだろうか?と先生たちの感覚を疑いました。

久保田早紀さんは「美貌」「美声」「才能」の全てを持っていた人だと
思っていますが、現実離れした存在でもありました。
ピアノが弾けたなら、十分に存在感があって羨ましいです。

ギターとかキーボードとか徹底してやるということをしていないので
演劇部で上演した劇の中で歌った歌ぐらいしか作れませんでした。
もっと真面目にやっていれば…特に変わりはなかったでしょうけどね。
by suzuran (2020-04-10 17:23) 

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