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下着の社会心理学 [R18のお話]

女性が下着姿を見せるのは、ごく親しい間柄の人の前だけというのは一般社会
では常識的なことですがランジェリーショー(下着のショー)の時にモデルが
いなければショーは成立しないわけですから、モデルの女性が恥ずかしがって
下着姿になってくれなければショーはその時点で終わりになります。



では単純に下着のモデルをする女性は羞恥心を感じない鈍感な女性ということ
になるのでしょうか?


デザイナーが、それぞれの感性を最大限に発揮して製作した新作の下着を着用
するのですから、鈍感な女性がモデルをしてはデザイナーがもっとも購買者に
アピールしたいポイントを強調できなくなってしまうのでデザイナーの苦労は
水の泡ということになってしまいますから、わざわざ外部に対して鈍感な女性
をモデルとして起用することはあり得ないはずです。

では、なぜモデルの女性は本来は秘すべき下着姿を堂々と明るい照明の下でも
披露することが出来るのでしょうか?



そういう疑問に対する簡単な答えらしき見方が「下着の社会心理学」という本
に纏められていますので、簡単に書いておこうと思います。

下着と同じように肌を露出する着衣として水着がありますが、海やプールでは
水着を着ている女性を見ても風景の中に溶け込んでいますから、水着姿=性的
なイメージ(健康的なセクシーなイメージとは違う)を受ける人はそんなには
いないと思われます。(一般的な話です、エロエロ視線の人には目の毒です)



では、同じ水着を例えば会社の事務所とか歩道など関連性のない違和感のある
場所で着ているとしたら、水着を着る必然性が無いので性的な意味合いが強く
なり、着ている女性も恥ずかしさを感じることになります。

ランジェリーショーという異次元空間では、下着姿であることに必然性がある
ためにモデルの女性は見せること=魅せることというように考えをすり替える
ことが出来るので恥ずかしさをあまり感じなくなるということです。



それは温泉などの共同浴場や、病院での受診でも同じような感情が働くために
必然性のある脱衣には抵抗を感じないという心理状態があるわけです。

女性が心を許した男性の前では、下着姿どころか全裸であっても恥ずかしさを
表に出さないのも、同じように必然性のある脱衣には羞恥心を感じないという
心理が働いているわけですから逆に考えれば、性的な関係があるから恋人だと
考えている女性がいても、その女性が下着姿や全裸でリラックス出来ていない
と感じるようなら、その女性は心を許すまでの距離関係だとは感じていないと
いう可能性が高いということだと考えるべきなのです。



いわゆる清純派女優と呼ばれていた人が写真集の撮影をした結果、当初は予定
されていなかったようなアンダーヘアも曝してしまい、後の記者会見で必然性
を感じたから気が付いた時には脱いでいました、みたいな発言というか言い訳
を涙ながらにする場面がありました(今では恥毛・陰毛は普通になってしまい
わざわざ写さないというか、脱毛する人が増えたのでヘアヌード自体が下火の
世の中になりました)が、カメラマンの心理操作テクニックが女性の羞恥心を
上回った結果、そのような結果が起きるという見本みたいな話です。

カメラマンなら仕事ですからともかく、最近はSNSや通信ゲームなどで少女
を相手に下着姿や裸の写真を送らせるという犯罪が起きているのも、駆け引き
に不慣れな少女を相手にして女性心理を逆手にとって写真を送らせた上、その
写真を使ってそれ以上の関係を迫ったりしているので質が悪いです。



セクシーな下着が売れる背景、そのような下着を着けて大勢の観客の前で羞恥
に顔を赤らめることなくポーズを取るモデルが恥ずかしくない理由など、女性
の心理を適切に深く読み解くことで理解できることは少なくありません。


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リス太郎

う~ん。私には難しい。女性の心理に疎いからでしょうか。
by リス太郎 (2019-11-11 08:24) 

suzuran

リス太郎さん:
コメントありがとうございます。

女性の心理を確実に読むことが出来たら、世の中の悩みの半分以上は
解消されると思いますよ。(ビジネスとか結婚とか、恋愛とか)
by suzuran (2019-11-13 21:56) 

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