ソウルへの旅・9月編-10 [トラベル]
タイミングが良かったのか、スタートに遅れたのか微妙でしたが紐で囲われた
エリアの外側で場所の確保をして準備OKと思ったその時に、ちょうど太鼓の音
が鳴り響き守門軍の一群が歩いてくるところにあたりました。
韓国語だけでなく場内アナウンスでは、中国語と英語、日本語で交代式の手順
などが解説されていましたが、さすがに内容を覚えることは出来なかったので
これから書く内容は正確性は問わないでいただきたいと思います。
守門軍が光化門の前に配置されると、ほら貝が吹き鳴らされて交代式が始まり
笛、太鼓などを演奏しながら音楽隊が入場してきました。
続いて交代守門軍が入場してきて、先に所定の位置で門を守っていた守門軍と
交代守門軍が向き合い、交代の合図を待っています。
再び太鼓の音が鳴り響き、ほら貝が吹き鳴らされて、それぞれの役割を持った
守門軍の兵士と交代守門軍の兵士が入れ替わり、衛兵の交代が完了したことを
見届けた後で、守門将が交代をして交代式が終わりました。
暗号が記された手札を見せ合って本当の守門将なのかの身分を確認し合う場面
もあるのですが場所が遠すぎてよくわかりませんでした。
さすがに伝統衣装とは言っても実物ではありませんから、重厚感は今一つでは
あるものの所作の一つ一つに凛々しさを感じる行列が見られて良かったです。
交代式の後では守門軍の兵士達との写真タイムなどもあって、チマチョゴリで
着飾った観光客の女性たちが写真を撮っていました。
景福宮は年中無休ではなく、火曜日は休業日ですのでご注意ください。
後、交代式は雨天、酷暑、極寒時は中止になります。
トリップアドバイザーのコメントで、日本の寺社仏閣のような歴史のある建物
ではないので安っぽいと書いている人がいましたが、どうしてそのようなこと
になったのかを理解しなければ恥をかくだけですので、理由も分からないのに
安直に日本と比較するような愚かなことはしない方が良いと思いました。
建物が焼失した原因は日本人の侵略であることを忘れてはいけません。
根本的な原因は、教科書から都合の悪い事実を消そうとしている自民党の歴史
修正主義者たちの暗躍なんですが、世界に恥をばら撒く原因になっているのが
皮肉と言えば皮肉ですね。
ということで、まだソウルには未練たっぷりでしたが帰りの飛行機に乗れない
なんてことになってはどうしようもないですから、明洞まではタクシーで戻り
朝昼兼用でご飯を食べて空港へと向かうことにしたのでした。
チマチョゴリもそうですが韓国の伝統衣装の色彩感覚は原色をうまく組み合わせており美しいです。日本の伝統衣装は中間色に細かい柄を散りばめたりしますが、その比較や、朝鮮人からさまざまな文化を教えてもらった日本が何故、韓国の伝統衣装と大きく違うものを作り上げたのかとか、興味は尽きません。
末尾の記述、全くもって同感です。歴史を自国に都合よく捻じ曲げるから国際関係はおかしくなるのです。ドイツとフランスを見習い、日本と韓国が共同でつくった歴史教科書、実は私の前職の明石書店から発売されているのですが、学校の教科書として採用してほしいと思います。
https://www.akashi.co.jp/book/b65470.html
by リス太郎 (2019-10-28 01:59)
リス太郎さん:
コメントありがとうございます。
チマチョゴリを着て嬉しそうにしている人は、アラブ系とかインド系の
女性が多かったですね、日本人も当然いましたが最近の若い女子の化粧
はK-POPアーティストをお手本にしているので、韓国の女子とそっくり
な子が多いので、現地では見分けがつかないことがあります。
近くで話している言葉を聞いて、日本から来たのねという感じです。
日本から韓国に対して反日教育だと言っている限り、日本が戦中の事実
に向き合うつもりは毛頭ないでしょうね。
いじめっ子には、いじめられっ子の心理が永遠にわからないという指摘
があるのと同じく侵略者が侵略された側の気持ちを理解するには相手と
同じ目線で事実を見ることが必須であるということも分からないバカが
総理大臣と言って仰け反ってるんですからね、恥の極みですよ。
双方が検証して合意した教科書を両国が採用するのが、もっとも確実に
認識を同一に出来る手段ですよね。多くの学校で採用して欲しいです。
by suzuran (2019-10-29 00:21)