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ソウルへの旅・9月編-6 [トラベル]

水原はユネスコ世界文化遺産に登録されている水原華城(スウォンファソン)
がある歴史のある街で、ソウルからの小旅行先として人気のあるところです。

水原華城は朝鮮王朝の第22代王の正祖(チョンジ)が、亡くなった先代の王
=父親を悼み、1794年に築城した城郭です。

山の中腹に周囲5.7キロの城壁と四つの門を作って父の墓を守るための城郭
とか、当時の権勢がいかに強大だったかという話で、見学するには144mの
山を階段で上り下りしなければならないので、雨が降ったら著しくテンション
が下がるタイプの観光地なので、天候を気にしつつ地下鉄で向かいました。


約1時間半の長旅が2,050ウォンで出来るので電車に乗るのが好きな人だったら
絶対に楽しめると思います。

乙支路入口から市庁まで一駅乗って、その後は地下鉄1号線で23駅を延々と
乗り続けましたが、途中の車内で韓国人の同年代の人に韓国語で声をかけられ
韓国語がわからないので、自分を指さしてイルボン(日本)、と言ったところ
どうやら兄弟に似ていたようでブラザーのようだと英語で言われました。

私はどういうわけか香港に行けば香港、シンガポールに行けばシンガポールの
人に間違われ、ソウルで地下街を歩いていて日本人に韓国語で道を尋ねられて
日本語で答えたら日本語がお上手ですねと言われた人なので、その程度のこと
は日常茶飯事的な話になっているので、あまり驚きもしませんでした。

地下鉄はいつの間にか地上を走っていましたが、ソウルを離れたら雨の降り方
が尋常ではなく、里山のような低い山の横を通るので木の葉にあたって砕けた
雨粒が細かい霧状になって仙人でも出てきそうな雰囲気になっていました。

この前に済州・釜山に行った時も雨に降られて台風から逃げるように飛行機で
移動しましたが、雨脚は強まるばかりで水原に着いたら大音量の雷鳴が轟いて
とても駅から出られる状況ではありません。

水原駅は地方都市とはいえ、サッカーのワールドカップの時には会場になった
サッカースタジアムがあって水原三星ブルーウィングスのホームタウンです。

駅には大きなショッピングモールがあり、カカオフレンズのショップもあれば
オリーブヤングが二店舗入っていたりとソウルの縮図という感じです。
駅の地下にはスマホケースや靴下、衣料品の小さな商店が集まっていてスマホ
のケースのイラストはカカオフレンズが人気という感じでした。

Seoul_sep19-41.jpg

雷雨は止まることもなく続きそうで、この雨の中を水原華城まで行っても運が
悪ければ落雷に遭って死ぬとか、階段を滑って転げ落ちて全身打撲の上に骨折
なんて災難が待っているかも知れないのでお昼ご飯を食べてソウルに帰ること
にしたのでした。(帰りは地下鉄ではなくKorail=韓国国鉄)の列車で
帰ったので30分で帰れました。

水原は骨付きカルビの本場として知られたところですが、駅周辺でカルビ店を
探してもよくわからなかったので、駅の中のスープとお粥の店に行きました。

Seoul_sep19-42.jpg
この写真は同行者が食べたユッケジャンです。
牛肉のだしスープに薄切り牛肉と野菜が入っている料理でちょっと辛い味付け
のスープですが、ご飯をポチョンと入れて混ぜ混ぜして食べると具材とスープ
味が調和して多めに見えても一人前ぐらいは食べられちゃいます。

Seoul_sep19-43.jpg
そして、こちらの写真は私が食べた海鮮粥の具二倍の特別仕様です。
左上が白菜キムチ、その右がツナ(韓国ではツナの人気がとても高い)の煮物
さらに右が明太子をほぐして胡麻と和えたもの、左下に移って海鮮お粥があり
隣の薄いピンク色の液体は水キムチです。

Seoul_sep19-44.jpg
お粥にはエビ、イカ、カキ、アワビがたくさん入っていて、ソウルで食べたら
2,000ウォンでも足りないぐらいの豪華仕様でしたが、地方都市ということも
あるのか1,500ウォンしなかったように記憶しています。

お粥の認識を一変させる美味しさで、水原は良いところだなと思いました。
帰りは一時間以上も地下鉄に乗るのは嫌だったので、韓国国鉄が運行する急行
ムグンファ(韓国の国花ムクゲの韓国語読みがムグンファ)号で帰りました。

Seoul_sep19-46.jpg

地下鉄が2,050ウォンだったのに対し、KTX(新幹線)だと8,400ウォンで
ムグンファ号だと2,700ウォンになり新幹線と急行では料金が大きく違います
が、ソウルまでの所要時間はどちらも約30分なので、ムグンファ号を選択して
水原からソウルまで指定席で帰りました。
2,700ウォンで指定席ですからね、絶対にお得ですよ。

Seoul_sep19-45.jpg

そしてムグンファ号は日本では、ほとんど無くなってしまった機関車が客車を
引くタイプの列車なのでモーター音やディーゼルエンジンの音が聞こえなくて
線路の継ぎ目のカタンコトンという音だけなので静かな上に、昔のセマウル号
の客車なのでダンパーが付いていて乗り心地も上々です。
機会がありましたら是非、小旅行をしてみて下さい。

ソウルに到着後は地下鉄で明洞まで移動して歩いてホテルに帰りました。
最後の夕食の話は次回でまとめるようにします。

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青い森のヨッチン

レゴブロックの世界遺産展でも水原華城がありました。
by 青い森のヨッチン (2019-10-15 20:03) 

suzuran

青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございました。

レゴブロックで世界遺産シリーズみたいなのがあったような気がします。
BMWだったか、どこかの車をレゴで作って実際に走らせたという話も
以前聞いたことがありますので、出来ないものはないかも知れませんね。
by suzuran (2019-10-17 22:24) 

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