マリリン・モンローの像が盗まれた [芸能]
のセクシー女優として名前が出ることも多いマリリン・モンロー。
1955年のヒット作品「七年目の浮気」で、地下鉄の通風口から吹き上がる
風でスカートがまくれ上がり、下着が見えるモンローの作品の中でも最も有名
なシーンをモチーフにした像がハリウッドの大通りに1994年に設置されて
いましたが。その像を盗まれてしまったという記事がありました。
現時点までに判明していることは、近くの防犯カメラの映像に二人の男が像が
設置されているパブリックアートの屋根によじ登り、像を盗み出す様子が撮影
されていることが確認されたことぐらいで、身代金の要求(ハリウッドの事件
ではスターの像や墓石、時には遺体を盗んで金銭を要求する事例があります)
もないようなので、もしかしたら熱狂的なファンかも知れません。
とは言うものの、カルト的なファンならば何をしても許されると考える時点で
その人はもうすでに正常な判断が出来ない人と見て間違いないと思いますので
いづれにしても問題行動であることは事実です。
存命中はデビュー前のヌード写真で叩かれ、デビューをして暫くの間は映画の
製作会社から薄給で仕事をさせられ、ようやく人気に応じた適切な収入を得て
メジャーリーガーと結婚、この結婚に失敗すると劇作家と結婚、その後有名な
ケネディ兄弟(暗殺されたジョン・F・ケネディとロバート・ケネディ)との
不倫、そして自殺(今でも謀殺説は根強いです)など、幾つものスキャンダル
がありましたが、亡くなって50年以上もの月日を経て、今度は像が盗まれる
とか、もう静かにしておいて欲しいと思っていることでしょうね。
日本でも、故・本田美奈子さんが「1986年のマリリン」という歌を歌って
いますし南佳孝が「モンロー・ウォーク」(郷ひろみは、歌詞の一部を変えて
セクシー・ユーというタイトルで歌っていました)をヒットさせて、実際には
マリリン・モンローを知らない人にもマリリン・モンローの名前は記憶されて
いるわけで、世界レベルの有名な人だということは確かですね。
それらの功績をもっとも有名なシーンの像で後世に伝えようとする人達の想い
を考えたら絶対に盗むなんてことは考えないと思うんですが、トゲトゲとした
世相の日本だけでなく、アメリカにおいても人々の心は荒んできているという
証明になる出来事なのかも知れませんね。
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