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2019年のインディ500 [モータースポーツ]

先日の日曜日に開催されたインディカーシリーズ第6戦、通称インディ500
の決勝はチームペンスキー(シボレー)のシモン・パジェノーが優勝し、日本
から参加している佐藤琢磨は3位に入りました。



予選で14位となり中団からのスタートだった佐藤琢磨はピットストップ時の
タイヤ交換ミス(右リアタイヤの装着不具合)によって、一時は31位にまで
後退しましたが再ピットインを行い、タイヤを再交換して以降は順調に順位を
上げて行き、最終的には3位にまで上がったという戦いぶりで、一度目のミス
がなければ二度目の優勝に手が届いていたかも知れませんでした。


それでも33台の出走車の中での3位ですからね、日本のメディアももう少し
騒いでも良いんじゃないかと思いますが、二年前に優勝してしまっているので
優勝以外は報道の価値無しと見られてしまったのでしょうか。

F1のモナコGP、世界耐久シリーズのルマン24時間レースと合わせて世界
三大レースと呼ばれるインディ500で優勝して、三大レース完全制覇を目標
としていたフェルナンド・アロンソが予選落ち(佐藤琢磨やインディ関係者の
分析によれば、マクラーレンはF1にリソースを集中しすぎて、インディカー
のレースを少々舐めていたことで、予選通過もままならなかったということの
ようです)をするほど、厳しいレースであるインディ500は予選を通過して
出走できるだけでも名誉とされているレースなのですから、せめてもう少しは
佐藤琢磨の栄誉を祝福する報道があっても良かったんじゃないですかね。

トランプ大統領がマス席を取っ払ったソファ席で、ジャパニーズプロレス感覚
で相撲を観戦したなんて国辱的な話を嬉々として流しているような屑メディア
にそんなことを望んでも無理なのは百も承知ですが、海外から日本のマスコミ
がどのような目で見られているかを少しは意識してもらいたいものです。

というような無いものねだりをしても仕方がないので話を進めますが、今回の
3位で佐藤琢磨が得た賞金は約5920万円でした。

インディ500は予選で33位までに入って決勝レースに出たドライバー全員
に賞金が分配されるレースなので、出走して3周目でリタイアしたコルトン・
ハンターも約3840万円の賞金を受け取っているので、3位と33位の差は
あまりないような感じですが、順位に対する賞金というよりはどれだけ見せ場
を作ったかが評価される部分もあるので、佐藤琢磨の場合は200周のうちの
2周をトップ走行したボーナスも含めての賞金ということになっています。



ちなみに2年前に優勝した時は約2億7280万円を獲得していますから優勝
と3位ではやはり差は大きいみたいですね。

多重衝突事故はありましたが、怪我人が出ることなくレースが終わったことと
佐藤琢磨が3位に入ったことで良いレースだったと思います。


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