笑う門には福来る

元々が中国語の格言からなのか、シンガポールや香港に行くと「笑門来福」と
書かれた赤を基調とした飾り物が売られています。



日本でも少なくとも私が物心ついた頃には、既に「笑う門には福来る」という
フレーズは存在していて、ブスッとふくれているばかりでは不幸を呼び寄せる
だけだから、もっと笑って幸せを呼びよせましょう、みたいな感じの素人参加
のテレビ番組もあったような記憶があります。

その格言を証明するような話として、喜びや幸福感、情熱、満足感などの良い
感情を強く感じるほど、心臓病になるリスクが減少することが客観的なデータ
として実証されたという話があります。



今風に言うと、陰気なオーラを放出している人は心臓にも負担がかかり、陽気
なオーラを放出している人は自分自身の心臓病を防止する力を持つということ
で、前向きに明るく日々を暮らしている人は、ストレスをあまり感じることも
なく、リラックスして深い睡眠をすることが出来るので確実に休息を取ること
に繋がり、それがために身体の疲労からも回復が早くなって、その結果として
心臓に対する負担も減っているということになるようです。

ただ一つ残念なことは、心臓病のリスクを減らして長く生きられることが幸せ
につながるのか？と問われた時に、迷うことなくそれは幸せなことだと明確に
言い切ることが難しそうな世相で向かっているように感じています。

毎日、陽気に暮らして病気の不安からも解放されても、生活自体が経済的事情
で緊縮財政では、手放しで幸せな人生だとは言えないように感じる反面、お金
があれば幸せなのか、という見方も大切にしたいと思うので、なかなか結論を
出すのは難しい問題なのかも知れません。

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