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「シン・ウルトラマン」が公開延期 [シネマクラブ]

新世紀エヴァンゲリオンのファンで、庵野監督にリスペクトを感じている方は
ここから先は読まないで下さい。価値観の違いが大きいです。



2021年夏に公開予定とされていた「シン・ウルトラマン」の公開が延期になる
という発表が3月26日にオフィシャルサイトで正式に公表されました。

「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの庵野監督が製作総指揮として関与して
いる以上、遅れるのは織り込み済みという声が多いのも実際のところで、元々
庵野&樋口の「シン・ゴジラ」でガックリだよ、という感覚があるので期待は
全くありませんが、庵野ファンからはどんなに時間がかかっても良いから自分
が納得できる作品を作ってもらいたいという激励があるみたいで、固定ファン
がついているというのはありがたいものですな、としか思えないです。


そもそもが円谷プロダクションのオリジナル作品を視点を変えてリメイクする
という作品なわけで、リアルタイムで空想特撮科学ドラマ「ウルトラマン」を
見ていたヒトからすれば、庵野秀明がどんな思い入れが持つのも自由ですけど
それと同じように、思い入れを持ったウルトラマン世代もたくさんいるわけで
カラータイマーを無くすとか、三分しか戦えないウルトラマンの根幹を表した
重要な体の一部を消すというのは許容範囲を超えているので、今秋以降に公開
されたとしても観に行くことはないです。

「シン・ゴジラ」でもリアルにこだわっていて凄い作品だと評価している人も
いますが、あんな図太い尻尾をブンブン振り回しているのに風が吹くわけでも
なく、上空で尻尾が揺れている映像にリアリティなど全く感じませんでした。



ハリウッド版のロダン(ラドン)が飛ぶシーンで、低高度を超音速で飛行する
ロダンの後方で衝撃波で街が破壊されるシーンにはリアリティを感じました。



申し訳ないですが、ゴジラが上陸して進撃開始のシーンで、正面からゴジラを
映している場面は乙武さんにしか見えません。障害を揶揄するつもりなど毛頭
ありませんが、体に比べて腕が小さすぎるので、ゴジラはどのようにして餌を
食べるんだろう?と考えてしまいました。

「シン・ウルトラマン」の予告編でも、ネロンガとガボラが出てきますが特に
ガボラの背中でグルグル回っているドリルみたいな部分に生物は感じません。
もう一体のネロンガも含めて、生き物の造形として無理があると感じます。

ということで、昭和41年から放映されて大好きだったウルトラマンのテイスト
をほとんど感じない「シン・ウルトラマン」には否定的なので、公開が延期に
なっても全く残念ではありませんが、一人ぐらいは同じように感じている人も
いるかも知れないと思って書いてみました。

何年か前になにを意図して作られたかは今一つ不明ですが、渋谷のハチ公前で
ネロンガらしき怪獣が現れて、スリム過ぎる感のある銀色の巨人が戦い始めた
あのパイロット版の方が余程シン・ウルトラマンよりも期待していました。
結局、なんの進展もなかったのは残念でしたけどね。



ちなみに作品のテーマも含めて好きなのは「ウルトラマン・グレート」です。
地球温暖化に関わる人間の問題を指摘しているのが凄いなと思っています。




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