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JALの新しいLCCはZIPAIR Tokyo [飛行機・鉄道・自動車]

現在、日本航空グループのLCCはジェットスター・ジャパンのみということで
エアアジアXのような中距離、長距離を担うLCCの運航に進出するという話が
以前からあり、TBLという会社が設立されていましたが、この度、新しい会社
の正式名称が決まり、ZIPAIR Tokyoという社名になったようです。

ZIPAIR.jpg

ジェットスターがセントレアを拠点にすることが決まって、セントレアからの
路線が増えて便利になるかと思っていたら、マニラと並んで細々と深夜時間帯
に運航されている台北線もどうやら運休になりそうな感じで、拠点になっても
単に機材を駐機するだけじゃないですか、という感じになっているので新会社
の路線がセントレアから飛ぶことは期待していませんでしたが、会社名の中に
Tokyoと入るぐらいなのでセントレアからは全く想定外みたいですね。


名古屋空港をJ-AIRが拠点にしていた頃は日本航空の路線はセントレアからも
今よりは充実していましたが、現在は国内線は札幌と沖縄のみ(羽田、成田は
国際線の乗継便の性格が強いので一般的な国内線とは違います)で、ソウルや
香港などに行くにも、ソウル線では大韓航空との共同運航、香港線はキャセイ
パシフィックとの共同運航ということで、日本航空のマイルを貯めている割に
あまり使い勝手は良くないのが実際のところです。

そんな期待外れの話はともかくとして、LCCとしての短距離国際線と国内線は
ジェットスターと中国系の春秋航空・日本(国内での整備委託パートナー)に
任せて、フルサービスの路線は日本航空が担当しするという役割分担の一角に
中長距離国際線のZIPAIRが入るというのが、今回の会社設立で明確化された
ということになりますから、日本航空は安定的に搭乗率の高い路線に集中して
リゾート路線や観光路線などはLCCが路線展開をすることになるのでしょう。

機材はB787-8ということで、新造機ではなく現在、日本航空が使用している
機体を使うことになるみたいですが、それでも最新機種なので窓が広く調光の
出来るキャビンなので快適ではあると思います。

JAL_A350.jpg

日本航空本体はA350-900で統一(新型機のA350-1000に注文変更することも
あると思います)になるので、導入から数年、長くても10年ぐらいの機材が
ZIPAIRに移管されるのか、所属は日本航空のままで使用されるのでしょう。

就航は2020年の夏期スケジュールからで、当初は成田空港からタイのバンコク
(エアアジアなどが使用している旧空港のドンムアンではなく、日本航空など
が乗り入れているスワンナプームになるようです)とソウル線からスタートし
ヨーロッパや太平洋路線に進出という想定になっています。

名古屋からはほとんど恩恵がなさそうですが、JALグループなのでマイル利用
が可能になるとか、なにか、東京周辺在住の人以外にも魅力がある航空会社に
なれば良いなと思っています。


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