タイタニック号沈没で有名なバイオリン [海外の話題]
映画「タイタニック」の中でも再現されていた有名な話として、氷山との
衝突事故により、沈まないと信じられていた豪華客船のタイタニック号が
冷たい海の中へと沈没する直前まで楽団員が船上で演奏を続けていた、と
いうエピソードがあり、多分ご存知の方も多いのではないでしょうか。
その楽団の楽団長だった英国人ウォレス・ハートリーさんが演奏していた
バイオリンが数年前に偶然発見され、タイタニック号が建造された英国の
ベルファストにある沈没事故の博物館で公開されました。
衝突事故により、沈まないと信じられていた豪華客船のタイタニック号が
冷たい海の中へと沈没する直前まで楽団員が船上で演奏を続けていた、と
いうエピソードがあり、多分ご存知の方も多いのではないでしょうか。
その楽団の楽団長だった英国人ウォレス・ハートリーさんが演奏していた
バイオリンが数年前に偶然発見され、タイタニック号が建造された英国の
ベルファストにある沈没事故の博物館で公開されました。
バイオリンは婚約者のマリア・ロビンソンさんがハートリーさんに婚約の
記念として贈ったもので、「ウォレスへ、婚約を記念して マリアより」
と刻まれた銀製の飾り板が取り付けられている、二人にとってとても大切
な想い出の品ということになるものです。
楽団は避難が間に合わない船上でパニック状態になった乗客を励ますため
演奏を続け、船と共に沈んで全員が命を落としましたが、ハートリーさん
の遺体は事故から10日後に収容され、バイオリンを入れたバッグが体に
結び付けられていたことで、遺体と一緒に回収されて婚約者のマリアさん
に引き渡され、マリアさんは生涯独身を貫いてバイオリンを守り続けたと
いうことのようですが、博物館で一定期間公開された後はオークションに
かけられて全く無関係の人に1億円以上で売られたようです。
所有者が亡くなり、その後を引き継いだ婚約者が生涯を通じて大切にして
きたバイオリンを偶然見つけた全くの他人が、博物館で公開して金儲けを
して、さらにその後でオークションにかけて売却をするというのは考え方
次第では火事場泥棒みたいなものだと思うのですが、オークションを通常
の取引だと考えている人からすれば、ごく普通のことなのでしょう。
転売に関わった人は普通の死に方は出来ないような気がしますが、図太い
神経の人はそんなことをなんとも思わないでしょうから、冷たい氷の海に
落ちて死のうがどうでも良いのですが、そんなことになるのなら婚約者の
女性が亡くなった時に一緒に埋葬すれば良かったのでは?と個人的な感情
としては思ってしまいます。
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