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特別展「人体ー神秘への挑戦ー」 [イベント]

東京上野公園の国立科学博物館で、3月13日から始まった特別展「人体
-神秘への挑戦-」に興味を持っています。

開催期間は3月13日から6月17日までの三か月で、基本的に月曜日は
休館日なんですが、春休み中の3月26日、4月2日と4月30日(振替
休日)、6月11日は開館になります。



30年ほど前にNHKで放送された、NHKスペシャル「驚異の小宇宙・
人体」という番組がありましたが、VRやCGの発達した今の映像技術を
使用して新たに放映された「人体・神秘の巨大ネットワーク」という番組
とのタイアップのような企画展です。


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ルネッサンス時代にモナ・リザを描いた画家でもあり、科学者でもあった
レオナルド・ダ・ヴィンチが自ら人体解剖を行い、その解剖の内容を図や
文章で遺した手稿や、16世紀に解剖学者ヴェサリウスが人体解剖をして
残した「ファブリカ」=解剖図譜の展示など、何世紀も前から人体を解明
するために尽力してきた遺稿を見る機会はなかなかありません。

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また、臓器を復元したワックスモデルや、紙粘土によって人体を再現した
キンストレーキという人体模型など、19世紀に日本においても蘭学医が
活用していたという実物が展示されるということで、こちらも貴重な展示
ということになります。

jintai-2018-2.jpg

何年か前に実物の人体をプラスティネーション(死体の水分、脂肪分など
を合成樹脂と置き換えて硬化させる技術)で加工して、触れる実物の臓器
標本を標榜して日本でも何度か展示会が開催されたことがあり、あの時に
展示されていたような実物とは違いますが、あの展示会では見世物として
展示されていた遺体が、実は本人や家族の同意がなかったという話が出て
遺体に対する尊厳がないという批判も大きくなって日本国内では開催自体
が許可されなくなっていますし、いわゆる献体のような話でもなさそうで
個人的には見てはいけないものだと思っています。

そのような事情もあって、国立科学博物館の展示はとても興味津々という
わけなんですが、こういう展示会に行くとなんとなく体の中が痛かったり
痒くなったりして、もしかして何かの弾みで死ぬんじゃないだろうかとか
そんな気がするので、ちょっと躊躇しています。

後、春休みとかに行ったらパンダのシャンシャンというスターがいるので
上野駅はとんでもないことになっているんじゃないのかな?という懸念も
あって、現時点では様子見ということになっています。

一週間ぐらいすればお客さんの感想なども見られるようになると思うので
その時に考えようかなと思っています。


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