AV女優・傷心の堕天使 -2 [日本社会の闇]
について、とやかく書き立てられるなんてことは、一時期に比べると減少
しているとはいえ、やっぱり色眼鏡で見られることも多いのがAV女優と
いう仕事の負の部分で、実際に知り合いがいるいうわけではありませんが
いろいろな意味で大変な仕事だというのは事実でしょう。
日活映画がロマンポルノという独自のカテゴリーで、それなりに映画館に
お客を集めることが出来ていた時代は、本当に性行為を行なっていたわけ
でもないのですが、ポルノ女優と呼ばれていた人の中で、一人の人気女優
が自殺をしたという事件がありました。
未遂で終われば良かったのですが、この時は完遂されてしまい若い女優は
多くのファンに送られて天国へと召されました。
一つの仕事として選んだポルノ女優・AV女優という選択が本人自身にも
納得がいかないままだとしたら、そしてまた、周囲の人間から多くの仕事
の中で最底辺の仕事をしていると言われたとしたら、現在の自分を否定し
消してしまいたいと考えても、おかしくはないでしょう。
AV女優をマネジメントする会社や制作会社の中には、自社の重要な資産
である女優に対して仕事を選べると思うなというような恫喝や強要まがい
のことを放言するところも多々あると聞きます。
手首を切って自殺未遂をしたり、大麻や麻薬に手を染めて逮捕されたりと
いった事件を起こすのも、結局は肉体面と精神面のバランスを取ることが
困難になっている証拠であり、AV女優と呼ばれている人のストレスとか
疎外感は尋常ではないと思います。
中には詐欺を働いたり、犯罪者へと転落していく元AV女優という人達も
チラホラとはいるわけですが、こういう人には全く同情するつもりはなく
厳しく罰してもらえば良いと思いますが、精神的に変調をきたしてしまい
女性としてだけでなく、人として不幸なことになってしまう人がいるのは
問題ではないかと思ったりします。
確かに一般企業でも鬱病になったり自殺する人がいたりしますが、どんな
仕事でも他人に批判されるべきことではないと思いますので、AV女優に
限らず、問題のある職場は大きな問題として告発して、それぞれの道で、
それぞれに良い仕事が出来る環境になれば良いと思っています。
30年ぐらい前ぐらいから信じられなような可愛い女性がアダルトビデオ
に出演するようになりましたが、今では信じられないような可愛い女性が
実際に挿入したり、いわゆる中出しまでをするようになっていることを、
AVの表権力の進化と考えるのか、監督と購買者、視聴者の想像力の劣化
だと考えるかの違いだと思いますが、疑似性交までを歯止めとする規制を
するのが本来のアダルトビデオの限界ではないとか私は思います。
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