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迷惑な存在でしかない泥酔者 [アクシデント]

劇団四季で「ライオンキング」のシンバ役を演ずる田中彰孝さんが電車に
乗っていて車内で泥酔していた男を介抱しようとしたところ顎を殴られて
顎を骨折して全治一か月半の重傷を負うという事件がありました。



人気劇団の人気演目で主役をしている人気俳優に介抱をしてもらうなんて
滅多にある機会ではありませんという以前に、そもそも泥酔して他人様に
迷惑をかけているような輩がさらに介抱しようとした人を殴って大怪我を
させたなんて酷い話もあったもんじゃありませんが不幸中の幸いと言うか
すでに稽古には復帰しているようですし、犯人は防犯カメラから特定され
川崎市高津区の会社員・大高雅貴という25歳の男が逮捕されました。


休演中の損害賠償のみならず怪我をさせた慰謝料などを含めて数千万円の
単位で賠償請求をして刑事罰のみならず、民事でも一生を賠償に費やして
支払わなければならないレベルの金額を請求して今後、同じような事件が
起きないような見せしめにしていただきたいものです。

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電車内や駅で迷惑な存在の泥酔者ですが、駅員を殴ったとか暴言を吐いた
とか、毎年の集計で相当数の事例があるにも関わらず、鉄道会社の対応は
甘いもので警察に通報する例はほとんどなく、駅員などの被害者に対する
損害賠償請求をしたという話もほとんど聞いたことがありません。

しかしながら、ホームから他の乗客を突き落としたとか、殺人事件にまで
発展する事例がありながら、泥酔者を改札で進入させないなどの根本的な
対策もされていないのは鉄道会社側にも問題はあると思います。

鉄道だけでなく飛行機でも酔った乗客がセクハラ、モラハラを引き起こし
運航に支障が出るケースもありますから、車や自転車を運転する時だけで
なく乗り物に乗る時にも社会人の規範として泥酔者は乗せないという規則
を明示して「酔って記憶がないから仕方ない」という社会不適合者の排除
を確実にしていただきたいと思います。

近距離の電車やタクシーで問題行動をする泥酔者も困った存在なんですが
乗り物の中で飲酒する場合は、周囲にアルコールや酒肴の臭いも拡散して
酒を飲まない人にとっては甚だ迷惑な場合もあります。

何年か前の話ですが、ギリシャ・コス島発、英国・マンチェスター行きの
旅客機の機内において、泥酔した英国人女性が大暴れをしたために、経路
の途中の空港に緊急着陸するという事件がありました。

暴れたのは、26歳と27歳の女性二人で分別のあるはずの大人です。
機内での飲酒が度を越しているとして客室乗務員に「これ以上酒類を提供
できない」と言われたために、今度は自分たちが持ち込んでいた瓶入りの
ウォッカを飲み始め、それも客室乗務員に止められたことから立腹。

近くにいた別の乗客を酒の瓶で殴ろうとしたり、新鮮な空気を吸いたいと
言って飛行中の機体のドアを開けようとしたりのご乱行振りとなり、遂に
ドイツのフランクフルトに緊急着陸となって、警察へ引き渡しということ
になったために二人は一時拘束されました。

飛行中にドアを開けるなんてことは、簡単に出来ることではないとしても
乗り合わせた乗客にしてみれば、不愉快な言動もあったでしょうし時間も
遅れたわけですから、そりゃ笑い話では済まないです。

もちろん、乗客のうちの98%ぐらいの人達はアルコールを飲んでも素行
に乱れのない人でしょうから全体的な規制をする必要はないと思いますが
明らかに酒乱傾向のある人にまでも無条件に酒類を提供するという現行の
サービスは確実に見直しの時期が来ていると思います。

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搭乗時にノンアルコール席と飲酒席を分けて、飲酒席は事前に一定の金額
を徴収しておいて、問題行動が無ければ到着地の空港で返金とか、何らか
の補償制度を作って、長距離を走る新幹線や特急電車、高速バスなどでも
禁酒車とか禁酒席という考え方を検討してもらいたいです。

出張帰りに居酒屋新幹線と称してビールを飲みつつ、何か食べている人の
楽しみを全く奪う必要はないと思いますが、乗り物で酒を飲む幸せを体感
している人がいるのですから、乗り物の中で酒の匂いを嗅ぎたくない人の
立場を気遣うことも重要な顧客サービスだと思いますよ。

あの酔っ払いがいなければもっと快適なのにな…と思った経験のある人は
酒飲みが思う以上にたくさんいるはずです。


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