美女と野獣が興収１００億円

ゴールデンウィーク前に公開が開始された「美女と野獣」が五月中旬まで
週末興収１位を続けていて、５月１４日までに動員５５０万人、興行収入
は７９億３千万になり、今月中の８０億円突破は確実になり目標とされる
１００億円を超えることは確実視されています。



洋画の実写作品で興収１００億円は今年初めて、公開開始以来４週連続で
一位になったのは「シンデレラ」以来ということで、ディズニーは夏休み
まで上映を続ける意向のようです。

では作品はどんな感じなのか…なんですが、まだ観ていない人に失礼だと
思うので、ラストシーンの話は書きませんが（アニメが公開されていると
いうことでネタバレがあっても特に問題はないとは思いますが、わざわざ
書くこともないと思うので書きません）日本語吹き替えの場合だと、台詞
がちょっと気恥ずかしい感じなので、字幕版の方がより映画の中に没入が
出来るように思います。（私が観たのは吹替え版）





ハリー・ポッターシリーズ以降、現実的な話としてヒット作品に恵まれて
いなかったエマ・ワトソンにとっては、アメリカだけで５００億円以上の
興行収入を挙げている大ヒット作品ということになり、女優としての自信
がついたのではないかという感じです。

吹替え版のため、エマ・ワトソンの歌は聞けませんでしたが、乗馬シーン
なども含めて、美女が美女を演じているのは違和感がなくて良いです。

物語の根本的な話なんですが、魔女がパーティーに乱入した挙句に慈悲を
求めて拒否されたからという理由で王子やその側近に呪いをかけるという
展開は八つ当たり感が強くて、個人的には腑に落ちないんですが、冒頭の
このシーンがなければストーリー自体が成立しないので仕方ないなぁとは
思いますが、被害者なのは魔女ではなく、お城の住人たちだという見方を
返ることは出来ませんでしたね。



オオカミのリアリティのあるＣＧとか、ディズニー映画と言うべきなのか
ハリウッド映画全体としてのクォリティなのか、映像技術力は日本映画が
真似できないレベルにまで到達していることを強く感じました。

まだ観ていない人は絢爛豪華な映像を含めて、観ておいて損はないです。
但し、ディズニーの夢と魔法の王国に抵抗を感じる人は映画のコンセプト
と外れているような気がするので、観ない方が良いでしょうね。

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