Ｊ２降格の名古屋グランパス

Ｊ２降格圏内で数か月の間、勝つことが出来なかった名古屋グランパスが
最終的に得失点差で１６位が確定し、Ｊ２降格が決まりました。

小倉前監督がガタガタにしたチームをなんとか立て直しかけたＤＦ闘莉王
とジュロブスキー監督を契約満了だと切り捨てて、来シーズンの方向性も
全く見渡せていない状況の中で、再来年のＪ１復帰は当然の使命だという
名古屋グランパスの親会社トヨタはアホウとしか言いようがないです。

トヨタ自動車の豊田社長が選手に甘えがあると発言し、予算の削減を明示
しましたが、そもそもコーチ経験もなく、アマチュアチームの監督経験も
ない小倉前監督をＧＭ兼任にして、チームをボロボロにした責任は選手に
あるわけもなく、球団フロントとその親会社のトヨタにあるという責任感
の全くない発言で、そりゃ勝てるわけもなかろうと思います。

そもそも小倉前監督が１７戦連続で勝てないことから解任され、その後を
引き継いだジュロブスキー監督が３勝３敗２分けにまで押し戻した結果を
正しく評価するならば再契約をして来年を託すのが筋でしょう。

当初からジュロブスキー監督という話があったようですが、トヨタの幹部
が知名度がないから小倉にしろと言ったということで、実よりもブランド
しかわからないようなど素人に監督人事に口出しさせたことが今回の低迷
の原因なんですから、スポンサーと言いながら、金を出すから口も出して
結局、チームをダメにする楽天球団の三木谷のようなものですね。

小倉が自分と合わないからと本来はＤＦの闘莉王に控えＦＷと年俸減額の
条件を提示して退団に追い込んだという子供の喧嘩のような理由で闘莉王
をブラジルに帰らせ、小倉が解任されたら呼び寄せて、復帰後の統率力で
チームを活性化させたはずなのにまた契約終了と選手のモチベーションを
下げる方向にしか発揮されないフロントの影響力では残された選手たちも
気の毒としか言えません。

そんな状況の中で、英国のアーセナルの監督を務めるベンゲル氏に編成の
アドバイスをしてもらうなんて言っていますが、現役でプレミアリーグを
闘っている監督が日本の１クラブチームの現状に詳しいとも思えませんし
戦術以前にチームとしての戦略のない名古屋グランパスに、アドバイスを
求められてもそれもまた難しいと思わないのでしょうかね、トヨタの幹部
と、社長と一緒に責任を取るべき立場でありながら、親会社に媚を売って
残留したフロントスタッフたちは本当に責任逃ればかりの間抜けです。

また、ここにきて監督が代わり、名古屋と豊田の二か所でフロント担当が
分散をして全体の意思疎通ができないままの運営が続きますから、来年も
Ｊ２で上位で優勝争いに食い込めるとは到底思えませんからね。

名古屋グランパスのＪ１復帰は難しいと思います。

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タグ：トヨタ 小倉前監督 名古屋グランパス 闘莉王 J2降格