石原裕次郎記念館が閉館へ

北海道・小樽市にある石原裕次郎記念館が、１９９１年のオープン以来の
風雪・塩害によるダメージのため、不特定多数のお客様に入場料を頂いて
お迎えをすることは危険であると判断したことを理由に、来年の８月末の
営業をもって閉館することが決まったようです。



石原裕次郎さんが幼少期を過ごした所縁の場所ということで、小樽という
場所が選ばれて、現在までに延べ１８００万人の人が来場したという実績
があるぐらいですから、小樽の観光にも十分に貢献し、恩返しは出来たと
言えるのではないかと思います。

私から見れば父親世代ということになりますが、大都会や西部警察の頃は
毎週、欠かさず見ていましたので、私も一度だけですが小樽駅からバスで
小樽港マリーナまで移動して（イオン小樽店がある）、そこから少し歩き
石原裕次郎記念館まで行って館内を見ました。

撮影禁止になっているにも関わらず、酔ったような中高年の観光客が全く
デリカシーもなく写真を撮って、あの車を売ったら幾らになるとか下衆な
話をしていたのが残念ではありましたが展示自体は石原裕次郎の人となり
を十分に感じることの出来るパネルや遺した言葉が展示されていて、無粋
な観光客の無神経な印象を忘れさせてくれるものでした。

帰りは札幌に向かったので、ウィングベイ小樽という商業施設の中を歩き
小樽築港駅まで移動して電車に乗りました。

入場料は１５００円と安いとは言えませんが石原裕次郎に対して少しでも
思い入れがあれば、館内展示の内容などを考えると納得できると思います
が、単に観光地だからという理由で行くなら、高く感じると思いますので
行かない方が良いかと思います。



どちらにしても２０１７年の８月までですので、小樽の石原裕次郎記念館
を見ておきたいのならば、タイムリミットは一年です。

閉館後は展示物は世田谷の石原裕次郎さんの自宅に移動されて保管される
ということなので、二度と展示はされないかも知れません。

石原裕次郎60 (男性用) 石原裕次郎 by G-Tools

タグ：石原裕次郎 小樽 老朽化 展示物 西部警察

コメント 2

自然が要因となっての閉鎖、寂しいですね。
もっと続けてほしいという声もたくさんあると思いますが、何かあってからでは遅いので「閉館する」という判断は正しいのではと思います。
by ナベちはる (2016-08-04 01:08) 

ナベちはるさん:
コメントありがとうございます。

館内の順路が割と曲がりくねっているのと、階段もあって
構造が複雑になっているので、簡単に建て替えることも
出来ないかと思いますので、閉館というのは石原プロの
最大の安全対策だと思います。

今までに1800万人の来場者があったというのは芸能人の
記念館としてはすごいことだと思いますので、無事故で
終わるというのは重要だと言えますね。

約二万点の収蔵物を東京・世田谷の自宅に移すという話を
聞いて、どれだけ広い自宅なのでしょう?と思いました。
by suzuran (2016-08-05 08:17)