他人の失敗を許容できない社会 [芸能]
日清カップヌードルの新しいCMで小林幸子、畑正憲、矢口真里、新垣隆
など、過去に「やらかしてしまった人」が架空の大学教授や准教授として
出演していることに不快感を持った人たちが日清食品に対して抗議をした
ためにCMの放映が中止になりました。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
小林幸子は事務所の独立問題、畑正憲=ムツゴロウさんはライオンに指を
咬まれた件、矢口真里は不倫現場を見つかった件、新垣隆は佐村河内との
ゴーストライター問題を揶揄したような内容で、何かに夢中になってバカ
になる力、たとえ失敗しても這い上がる力をテーマにして制作したという
ことで、ムツゴロウさんの「咬まれて初めてわかることがあるんですよ」
という台詞など、実体験から湧き出たような台詞で私的には、面白いかは
ともかくとして失敗から立ち直るためには押し入れに引きこもるだけでは
ダメだというメッセージも感じて不快感はありません。
が、世の中の「賢い人」「潔癖な人」にとっては、他人の失敗は許せない
もののようで、さらにその失敗を乗り越えようとする人は不快な存在だと
認識しているようですね。
どんな聖人君子か知りませんが、要するに自分が失敗した時に誰も周囲で
味方をしてくれるわけでもなく惨めな状況に陥ったにも関わらず、不倫を
しようが、雇用主(事務所の社長)に逆らおうが、再び表に出てきたこと
が面白くないということなんじゃないですかね?
人間としての器が狭いというか、失敗した人の再スタートを妨害すること
に生きがいを感じているのか、底意地の悪い性格なのか知りませんが個人
の感情を苦情という形で企業に訴えるなんて、そんなことをして自分自身
の気持ちはスッキリするかも知れませんが、CMの出演者や卑屈な性格で
ない私のような人にとっては迷惑以外の何物でもありません。
日清食品もそこまで吹っ切れた内容のCMなのであれば、実際に商品購買
に影響があるとは思えない性格の陰湿な人間の苦情など無視して、普通に
放映を続ければ良いんじゃないでしょうか。
100人いれば1人や2人は、太陽が東から上るのも不快だという人間は
存在するのですから、そんな人の相手をする必要はないでしょう。
安藤百福さんの発想力が生かされたのは、常識を常識として受け入れると
いうことだけではなかったからだと思いますけどね。
望みを受け取るのが上手い人 下手な人 藤代 佳代子 by G-Tools |
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