メイウェザーが引退試合? [スポーツ]
WBA・WBC(パッキャオから獲得したWBOはタイトル認定料不払い
のため剥奪)の世界ウエルター級チャンピオンのフロイド・メイウェザー
が、日本時間の13日に自らが引退試合と宣言しているアンドレ・ベルト
とタイトルマッチを行います。
が、最近の6試合で3敗しているベルトを引退試合の相手に選んだことで
いわゆる「ヘタレ」扱いされていることから、五月に行われたパッキャオ
との試合では、同じ会場のMGMグランド・ガーデン・アリーナの一般席
のチケットが一分で完売したのに対して、今回の試合では大半が売れ残り
という状況で、前回の試合が決してメイウェザーが見たかったのではなく
パッキャオがメイウェザーを倒すシーンを見たかった人が多かったという
ことになるような気がします。
メイウェザー本人は、ベルトは決して弱い相手ではないと言っていますが
より強いと見られているアミール・カーンからの対戦要求を退けて勝ち目
のありそうな選手を選択したなんて、まるでひと昔前に日本国内で試合を
していた勝てそうな相手としか試合をしないネコパンチのチャンピオンと
同じですからね、そりゃ嫌われもするでしょう。
今回の試合は興行面では大失敗すると見られていますから、引退を撤回し
来年に最後の試合をして引退し、政治家を本業にするというメッセージを
発表したマニー・パッキャオとの再戦をして、最後の一稼ぎをしてから、
引退という方向に行きそうな気がします。
前回の試合で肩を痛めていたパッキャオが完調に仕上げてくれば、片方が
一方的に有利ということはなさそうなので、盛り上がるんじゃないかなと
思いますし、両者が引退する試合なんてそんなにはありませんから、観客
の動員面でも成功するんじゃないかと思います。
とりあえず13日の試合はメイウェザーの勝ちで決まりでしょうね。
<続報>
大方の予想通り、大差の判定でメイウェザーが勝ちました。
ベルトは結果としてメイウェザーの連勝記録を伸ばすのに協力しただけの
ような気がするほど、精彩のない試合を見せることになりました。
メイウェザーからは引退撤回の言葉はなく、現時点の動きだけを見る限り
では試合前のインタビュー通りに引退する意向のようです。
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