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化粧品会社のキャンペーンソング [音楽]

化粧品会社がソングライターとタイアップして、特定のテーマに沿った曲
を作ってもらい、集中的にCMを流していたことが過去にありました。

個人的に好きだったのは「君の瞳は10000ボルト」で、近所に金木犀が咲く
庭のある家があって、金木犀の香りが風に乗って流れてくると今でも当時
のCMとかを思い出したりします。



最近はメーカーとのタイアップとか合同企画などは当たり前のことになり
それも英語でコラボレーションなんて言うようになっていて何をそんなに
カッコつける必要があるんだよ、みたいな感覚で聞いているのは、私だけ
ではないと信じたいです。(私だけかな。)


なんでもかんでも英語にしなきゃダメなのかよ、みたいな感覚があるので
コラボするなんて聞くと、なんじゃそりゃ?日本語で協同とか協業とか、
もっと意味の通じる言葉を使えよ、と毒づきたくなります。

というような、マイナスオーラが振りまかれるような話ではなくてですね
コラボレーションとか言う割には最近は化粧品の四季ごとのキャンペーン
みたいなことが目立たなくなっていて、ちょっと寂しいなと思います。

春になるとピンクや紅、赤がキャンペーンのテーマカラーで、それが秋に
なると紫というのが大体のパターンで、紫もただ単に紫ではなくてですね
すみれ色とバイオレットが競ったりして、なかなか興味深いCMでしたが
資生堂の好敵手であったカネボウが破綻してしまったのが大きな原因か、
最近は化粧品会社同士が一つのテーマで競合するようなことがなくなって
キャンペーンソング対決みたいなこともなくなってしまいました。


1981年 カネボウ春のキャンペーン


1980年 資生堂春のキャンペーン


1982年 カネボウ夏のキャンペーン


1978年 資生堂夏のキャンペーン

そういうのも時代の流れなんでしょうが、なんとなく寂しく感じるもので
いろんな会社からドンドン活力が無くなって、低賃金・短時間労働により
生活資金も先細りみたいな雰囲気で、閉塞感ばかりが増していく現状から
前向きな未来を考えられる活力のある社会になる転機となる何かが必要な
状況であることは確かだと思います。

自分で何かが出来るというわけでもないのですが、みんなが元気になって
前を向いて進めるようなキャンペーンを仕掛けられる会社って日本からは
無くなってしまったのでしょうかね。

それもまた寂しい話だなと思います。


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