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映画「マチェーテ・キルズ」 [シネマクラブ]

中学1年生の頃から洋画中心(それまでは東映まんが祭り、東宝チャンピオン
祭り=二代目ゴジラシリーズ)に映画を観るようになりましたが、一般的には
B級と言われる映画が好きで、「ジョーズ」のプロデューサーが「ジョーズ」
の前に製作した「怪奇!吸血人間スネーク」とか、故トビー・フーパー監督が
「悪魔のいけにえ」の後に作った「悪魔の沼」などを観ていました。


特に血を吸うこともなかったけど「怪奇!吸血人間スネーク」でした。

その傾向は特に変わることもなく、ジミー・ウォング(王羽=ワン・ユー)が
主演してクエンティン・タランティーノも絶賛した(タランティーノ監督自体
ちょっと変人ですが)とされる「片腕ドラゴン対空飛ぶギロチン」をわざわざ
場末の映画館まで観に行っていたぐらいです。


ということで、メジャーの大作映画も好きなんですが、どうしてもB級映画に
惹かれてしまい、ダニー・トレホ主演の「マチェーテ・キルズ」を観ました。



同じダニー・トレホ主演の「マチェーテ」の続編なんですが、前作がメキシコ
の不法移民をアメリカの自警団が人間狩りをしているという国際問題を根底に
作られたB級ながらも社会批判が含まれた作品だったのに対して、続編である
「マチェーテ・キルズ」は、アメリカの軍需産業の大企業がアメリカ大統領に
向けてミサイルを発射することを阻止するという大袈裟な話の割にアメリカ軍
は全く関与していないという大雑把な作りになっていて、アクションコメディ
の作りになっていました。

主役のダニー・トレホと恋人の捜査官ジェシカ・アルバ(ファーストシーンで
呆気なく殺されてしまいます)、女革命戦士のミシェル・ロドリゲスの主要な
キャストに変更はなく、メル・ギブソン、アントニオ・バンデラス、レディー
・ガガ、チャーリー・シーン(クレジットは本名のカルロス・エステベス)等
豪華俳優がそれぞれにイカれた人間を演じています。



ファーストシーンからラストシーン迄に何人が斬首されたり、撃ち殺されたり
内臓だけになったり(人を撃つと体が溶解して内臓だけが残る)するのか全く
数えきれないぐらい人が殺される映画で、展開も速く謎解きを示唆するような
台詞がありますが、特に謎を解かなくても関係する人物が淡々と殺されます。



最後には宇宙へ向けて逃走した軍需産業の社長を追って、宇宙に飛び立つ様子
を見せて映画が終わりますので、続編があれば続きが見られますが、どこまで
本気で作っているのかわからないので続編があるかは判りません。本編の中で
次回作の予告まで入れていますが、2014年の映画ですからね、それから6年の
歳月が過ぎていても特に続編の話は聞かないのが現状です。


本編に予告が入っている映画なんて初めて見ました。

ほとんどストーリーが破綻しているような映画なので、真面目に観たら途中で
投げ出したくなるかも知れませんが、なんの理由もないのに人を殺して楽しむ
レディー・ガガやスター・ウォーズのパロディのようなミシェル・ロドリゲス
のカーボンフリーズなど、くだらないなと思いながら見るのも良いです。

この作品の監督のロバート・ロドリゲスはアントニオ・バンデラスの出世作に
なった「マリアッチ」シリーズの監督、脚本、音楽、撮影、編集まで兼任して
いて、映画の内容とキャラクターは「マリアッチ」シリーズの方が好きです。



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