ホンダエンジンの鍵はMGU-K [モータースポーツ]
今年のF1合同テストの二回目となるバルセロナ・カタロニアサーキット
でのテスト走行が行われていますがロータス、トロ・ロッソ、フェラーリ
レッドブルなどのチームが、順調に100周以上の周回を重ねているのに
対してマクラーレン・ホンダは20周と少しということで、完全な出遅れ
状態のまま、事態はなかなか改善されていません。
マクラーレン・ホンダで問題になっているのはMGU-Kのシール問題と
されていて、新しいパーツが取り寄せられて交換をしたものの問題が再発
したとしてマシンがガレージに戻される事態になっています。
MGU-Kというのは、運動エネルギー回生システムの略称でブレーキを
使用している時のエネルギーを回収して、一周あたりの走行中時に最大で
6.7秒間約82馬力の駆動力を増加させる仕組みですが、この制御装置
のシール(隙間を埋める役割)に不備があるために、最高のパワーを発揮
出来ないのが現在のホンダのパワーユニットの問題です。
最高のパフォーマンスを発揮できない中で、10位のタイムを出している
というのが、最大パワーを発揮出来たなら凄いことになるという前向きな
見方に繋がれば良いのですが、やれば出来るという人は大体はやらないと
いうのと同じように考えたら前途は厳しいものがあります。
メルボルンの開幕戦(3月13日から)までは後一ヶ月もありません。
本番までにホンダエンジンが完調になれば良いのですが。
F1マクラーレン・ホンダ 2015年へのプロローグ (別冊宝島 2158) by G-Tools |
Facebook コメント
Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved
コメント 0