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2013年に亡くなった映画関係者の方々 [訃報・追悼]

2013年も残すところ僅かとなり、一年を振り返る時間も足りないぐらいの
時期になりましたが、今年一年の間に鬼籍に入られた映画関係者の方々の
お名前を遺しておきたいと思います。(私が存じている方限定です)

1月15日・大島渚 映画監督
「愛のコリーダ」がカンヌ映画祭で評価され「愛の亡霊」で監督賞を受賞
その後「戦場のメリークリスマス」で、デビッド・ボウイ、ビートたけし
坂本龍一などミュージシャン、コメディアンを役者として起用して演技を
指導し、高評価の映画を作りあげました。



出演交渉時に、北野武氏が「怒るなら映画に出ない」と言ったという話が
有名になるほどの厳しい演出でも知られていましたが、坂本龍一さんなど
怖い人ではなかったと発言していました。


1月22日・マイケル・ウイナー 映画監督
「狼よさらば」など社会派のアクション映画を作っていました。



2月6日・スチュアート・フリーボーン 特殊メイクアーティスト
「スターウォーズ」「スーパーマン」などの特殊メイクを担当。
ヨーダ、チューバッカ、ジャバ・ザ・ハット、酒場に集まるエイリアン達
の造形は全て、この人が創り上げたものです。



4月14日・三國連太郎 映画俳優
「釣りバカ日誌」シリーズの好々爺の印象が強い方ですが、とんでもない
悪役を演じて映画賞を受賞したり、役作りのために歯を抜いたりと日本に
少なくなった本物の役者として残念な逝去でした。
確執が伝えられていた佐藤浩市さんの告別式のスピーチが印象的でした。



5月11日・夏八木勲 映画俳優
角川春樹事務所のカドカワ映画「白昼の死角」「戦国自衛隊」などに出演
この当時は夏木勲として活動し、その後、夏八木勲に戻しました。
園子温監督の「希望の国」で主演し「そして父になる」が遺作です。



10月1日・ジュリアーノ・ジェンマ 映画俳優
「夕陽の用心棒」「荒野の1ドル銀貨」などで知られるイタリアの俳優。
アラン・ドロンと並んで、1960年代のスターでした。
私は主にテレビで放映された映画を見て、スズキ・ジェンマという名前の
スクーターのCMをリアルタイムで見ていました。



12月14日・ピーター・オトゥール 映画俳優
「アラビアのロレンス」で有名なアイルランド出身の俳優。
逆に言うと、ロレンス役以外は私は知りません。



ということで、個人的には大島渚監督の逝去がもっとも大きいです。
昨年亡くなった若松孝二監督と共に、戦争と平和を正面から取り上げる人
がいなくなるというのは、これからの時代にとても残念なことでした。

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