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F1-GP 2024 第1戦 バーレーンGP 決勝 [モータースポーツ]

バーレーンGPの決勝が終わりました。
開幕戦でリタイアをするドライバーが一人もいなかったのは史上初ということ
のようで、速いか遅いかの違いはあっても、例年のようにどこかのチームでは
調整不足だったようだということはなかったようです。




結果としてはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝
昨年の日本グランプリから続いている連勝は8連勝、通算では55勝目です。
2着はセルジオ・ペレスで、1-2フィニッシュになりましたが、予想通りの結果
と言うか、予想以上に大きな22秒の差が付きました。


3.カルロス・サインツ(フェラーリ)
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)



3着、4着は同じチームでバトルを繰り広げたフェラーリのカルロス・サインツ
とシャルル・ルクレールでしたが、チームから離脱が確定していることもあり
カルロス・サインツの意地が3着に反映したのかも知れません。

5.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
6.ランド・ノリス(マクラーレン)
7.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
8.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

5着から8着は、マクラーレンとメルセデスが順位を分け合う形になり、これも
レース前から予想していたように、レッドブルの最強に三強が挑むという形が
今シーズンも繰り返されるような感じになっています。

9.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
10.ランス・ストロール(アストンマーティン)

9着、10着のアストンマーティンは、トップ争いに加われそうでありながらも
五番手の位置取りになるという、これまた去年の立ち位置になっているようで
開幕戦を見る限りでは力関係に大きな違いは無さそうです。

11着の周冠宇、12着のケビン・マグヌッセンは、RBのダニエル・リカルドの
追撃を振り切って、入賞は逃しましたがミッドフィールドでの存在感を確立し
次戦以降も入賞の可能性を残すレースでした。

13着のダニエル・リカルドと14着の角田裕毅は期待外れでした。
途中でチームオーダーが発令されて、ダニエル・リカルドと角田裕毅が順位を
入れ替えたあたりから、角田裕毅の悪い癖(無線で不満を喋り続ける)が出て
両者の間に悪い感情が噴出したように見えたのは失敗だと思います。



角田裕毅は、前に出て周冠宇とケビン・マグヌッセンとのバトルで順位を上げ
ポイントを稼ぐつもりだったかもしれませんが、新品ソフトタイヤで先行した
ダニエル・リカルドを援護しながら二台ともポイントを稼ぐという方向に考え
が及ばなかったのは、ダニエル・リカルドが指摘するように未熟です。

ドライバーそれぞれが走行しながら感触として直接的に得られる情報とチーム
がモニターと客観的な視点で得られる情報は違うわけですから、ただ感情的に
チームメイトを批判しているだけでは印象が悪くなるだけです。

セルジオ・ペレスの後任として、2025年のレッドブルのドライバーに昇格する
という目標の下でダニエル・リカルドと競い合うわけですが、双方に好感触を
得られなければリアム・ローソンという選択肢もあれば、カルロス・サインツ
やアレクサンダー・アルボンという選択肢もあるわけですから、あまり印象を
悪くすると、昇格どころかリアム・ローソンと交代してレッドブルから外れる
ということも無いわけではありません。

ポイント圏外での順位の入れ替えで熱くなっているようでは、テクニックより
感情をコントロール出来ないとみなされてしまうので、もっと冷静にチームの
中で話し合いをして、無線での批判は慎むようにしてもらいたいです。
日本のファンはトップチームでの活躍を期待しています。
自らその可能性を縮めるようなことはするべきではありません。

17.エステバン・オコン(アルピーヌ)
18.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

それよりも深刻なのはアルピーヌのパワーユニットかも知れません。
表彰台を経験しているドライバーが、17位、18位にしかなれないマシンでは
シーズンを通してポジティブに仕事をするのは、かなり辛そうです。


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