SSブログ

アカデミー賞・日本映画の評価-2 [シネマクラブ]

第96回アカデミー賞にノミネートされた日本映画の二作目は長編アニメ映画賞
の有力候補とされている「君たちはどう生きるか」です。



世界各地での人気を誇る日本のアニメーションの作家の中でも、アカデミー賞
の受賞歴があるのは宮崎駿さんだけですから、それだけ知名度も高く、今回の
作品が多分、本当に最後の作品になるであろうという部分もあり、日本国内で
上映された時よりも、より多くの賛辞を得ている作品です。

宮崎駿さんの作品に対する向き合い方は、非常に綿密なこだわりが随所にある
ということで、一つの作品の完成に数年の歳月がかかるということで、東宝や
東映などでは待つことが出来ないために、スタジオジブリという独立プロでの
製作になっているのもまた、時間がかかる要因の一つかも知れません。


「君たちはどう生きるのか」については公開直後には観に行くつもりでしたが
テーマが難解という意見が多く、若い時ならまだしも、年齢を重ねている自分
が難解なテーマの作品を約二時間見続けることが出来るかを自問自答した結果
最後まで寝ないで見る自信がなかったので自粛しました。

個人的には「千と千尋の神隠し」と「思い出のマーニー」が、好きなジブリの
作品ですので、「もののけ姫」とか「ゲド戦記」のような解釈の難しい作品と
同じように考えながら映画を観ていると内容がよく分からないままでモヤモヤ
した感触が残るので、そういう作品は一旦保留するようにしています。

同じようにノミネートされたアニメ作品は「ニモーナ」、「マイ・エレメント」「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」そして、「ロボット・
ドリームズ」がありますが、去年のディズニーのアニメ映画は、あまりヒット
もしていなかったような気がするので、二回目のアカデミー賞は受賞できると
見ていますが、果たしてどうなるでしょうね。

もしもアカデミー賞を受賞したら、アメリカの人にも理解できたということに
なるかと思うので、そういう結果が出たら観ようと思っています。

そして三作目の作品は国際長編映画賞にノミネートされた「PERFECT DAYS」
という映画で、ドイツ人のヴィム・ヴェンダース監督、主演は日本の名優の域
に達している役所広司さんです。



東京・渋谷でトイレの清掃員として平山正木(役所広司)は、日々の業務から
新たな喜びを見出し、愛聴する音楽と中古の文庫本を読むことを日々の楽しみ
にするのと同時に「木」が好きで、木の写真を撮ることも趣味とする、そんな
男性の姿を淡々と描き出す作品ですが、昨年のカンヌ映画祭で役所広司さんは
主演男優賞を受賞していますので、スリルとサスペンスもハードアクションも
ありませんが、観客の琴線に触れる映画なのでしょう。

ライバルとしては、イタリア映画の「イオ・カピターノ(原題)」スペインの
作品で「雪山の絆」、ドイツの「ザ・ティーチャーズ・ラウンジ(英題)」と
イギリス映画の「関心領域」ということになりますが、観たこともない映画の
題名を眺めていても、どんな結果になるのか想像も出来ません。



日本の映画の技術力が上がったとはあまり思えないですし、監督や俳優育成に
熱心な業界とも思えず、話題になるのは監督、プロデューサー、勘違い俳優の
性加害なんて感じなので、日本の映画に対する期待は全くないですが、今回の
ようにノミネートされる作品も作れるわけですからね、下手な鉄砲も数撃てば
当たる的な粗製乱造を止めて、しっかりとした映画を作れるようになることを
願っています。(フィルムを使わないで、高画質の映像が撮れるようになった
ことが逆に、映画の質を低下させているような気もしますが、これは個人的な
見方であることは自分自身が理解しています。)


nice!(57)  コメント(2) 

nice! 57

コメント 2

溺愛猫的女人

「君たちはどう生きるか」はまだ観ていないのですが、ぜひ受賞して欲しいです。
by 溺愛猫的女人 (2024-01-31 10:32) 

suzuran

溺愛猫的女人さん:
返信が遅くなり申し訳ありません。

アメリカの映画作家に宮崎駿さんに対して、畏敬の念を持つ人は多いので
作品が心に響いた人は「君たちはどう生きるか」に投票すると思います。

アメリカはロシア、パレスチナ、イラク、シリアと、人殺しに加担する
範囲が広がりすぎていて目に余ると感じています。
宮崎駿さんの戦争を否定する見方が支持されて、それが少しでも世界に
広がるためにもアカデミー賞を受賞して欲しいと思います。

by suzuran (2024-02-04 00:26) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved