SSブログ

バレンタインデーがやってくる [イベント]

これから二週間ほどもすると、もはや全国的な定例イベントになっている
聖・バレンタインデーということで、スーパーやデパート等の催事場では
チョコレートの山が出来ているわけですが、多くの方がご存知のように、
愛のメッセージの代わりにチョコレートを贈るという習慣?は日本独自の
ことで、海外ではチョコレートに限定されてはいません。

cute-Valentines-day.jpg

クリスマスなどと同じく反対派の人達もいるバレンタインデーなんですが
どんな由来でバレンタインデーという日が決められたのか?ということは
あまり知られていませんので点について書いてみようと思います。


話は、皇帝ネロ(囚人をライオンと戦わせた暴君として有名ですね。)が
君臨していたこともあるローマ帝国の時代にまでさかのぼります。

各種の文献を照らし合わせてみても、実在していたという説が多いので、
ローマ帝国に存在していたという前提で話を進めますと、バレンタインと
いう名前の司教(簡単に言うと牧師かな?)がおりました。

当時、ローマ帝国は世界最強の軍事国家とされていた位ですから何よりも
必要なのは最強の軍事力、つまり、心身ともに健康な兵士たちでした。

当時の皇帝クラウディウスは、士気の低下を問題視して兵士同士の結婚を
禁じていましたが、バレンタイン司教は皇帝の意向に逆らう形で、タブー
とされた兵士同士の結婚式を執り行ってしまったわけです。

世の中、美談の影には嫉妬が存在するもので、密告者によって通報された
バレンタイン司教は、兵士たちに捕らえられてしまい、衆人環視の元で、
処刑されてしまったのでした。

というのが、一通りのバレンタイン司教の伝説なのですが、この行為から
実ることのないはずの恋愛を成就させた愛の守護神としてバレンタインの
名前はいつまでも語り継がれることとなったのでした。

当時のローマ帝国といえば当然の如く、現代のような男女同権の時代では
ありませんから、兵士同士の恋愛といえば、普通に考えたら男同士だった
というように私的な感覚では思いますが真実はわかりません。

そういう様に考えると、バレンタインという人は、随分と進歩的というか
性に対してもオープンな考え方の持ち主だったとも言えそうです。

まあ、日本においても、戦国時代には小姓(少年の夜伽)が武将について
寵愛を受けていたという話もありますので精神的にも肉体的にも極限状態
に近いような環境で、明日の命も保障されない日々を暮らしている戦時中
の軍事国家では禁断の恋に燃えあがるというのは一種の自然の流れだった
といえるのかも知れません。

ともかく、非業の死を遂げたバレンタインの名は「愛の守護神」として、
数百年以上前のことにも関わらず、現代まで語り継がれてきています。

そしてバレンタイン司教の命日が、聖バレンタインデーと名前を変えて、
恋愛が成就する日として、現在まで伝えられているわけですね。

girl1801.jpg

というように考えると特に女性から男性へという決まりはないわけなので
女性が男性にプレゼントをおねだりしても別に問題はないわけです。

でも、バレンタインデーだから何か頂戴と女性に言ったとしたなら、相当
冷たい目線で見られることは間違いないように思います。


nice!(24)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 24

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved