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アカデミー賞・日本映画の評価-1 [シネマクラブ]

第96回アカデミー賞のノミネート作品が発表され、日本映画では三作品が三つ
の部門でノミネートされました。



アメリカで上映される作品は、メジャー系、独立系、そして外国映画も含めて
年間で数百本になるわけで、その中からノミネーションされる五本に選ばれる
だけでも、かなりの評価ということになりますから、日本の映画が3本も選出
されたのは関係者には誇らしいことですね。


こういう時、何故か日本人の誇りとか、日本の底力とか見当違いな賛辞を贈る
人がいますが、資金提供もしていないわけですし、ましてや映画の内容も正確
に知らないような人がとにかく日本は凄いと褒め称えるのって、聞いてる方は
関係者でもないのに?と思うので、そういう報道は止めてもらいたいです。
プロスポーツの国際試合で日本全国が感動しましたとか、勇気をもらいました
という無意味に誇張された表現と同じく、余計なことは言うなと思います。



ということはともかくとして「シン・ゴジラ」以来の東宝製作の新しいゴジラ
映画である「ゴジラ-1.0」は視覚効果賞でノミネートされました。
ライバル作品としては「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」と、ヒット作
があり、他に「ザ・クリエイター/創造者」「ナポレオン」があります。

着ぐるみなしのCGのゴジラが、ほぼ全編CGで製作された「ガーディアンズ・
オブ・ギャラクシー」やトム・クルーズにどこまで対抗できるかという感じは
ありますが、予告編を見る限りでは前作の「シン・ゴジラ」よりはリアリティ
があるような気がするので、善戦できるかな。

邦画は、アニメ以外(特に旧ジャニーズとEXILE系)は見る価値はないと断言
しているので「ゴジラ-1.0」も本編は見ていませんから、比較対象をすること
はしませんが、この作品が視覚効果賞を受賞出来たら、日本の映画界は薄給と
内容の薄い作品群に嫌気がさして、韓国や中国、アメリカに流出している若い
CGクリエーターを日本の映画界に引きつけられるだけの企画と賃金を提供して
本気で日本の映画・映像業界を再生させて欲しいと思います。

もうアイドルとか、演技の裏付けがなくても業界で老舗だとか、権力があると
いった観客に全く意味のない談合のようなキャストで、映像作品の粗製乱造は
止めるべき時が来ていると思います。



そういう意味で「ゴジラ-1.0」に対するハリウッドのアカデミー会員の評価を
注視しています。ちなみに発表は3月10日にロサンゼルスで行われます。

その他の二作品については、次回で書くようにします。


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溺愛猫的女人

発表が楽しみです。
by 溺愛猫的女人 (2024-01-30 10:10) 

suzuran

溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。

アカデミー賞の発表は毎年楽しみにしていますが、大体予想が外れます。
票を集める映画と好みの映画の違いを感じます。
by suzuran (2024-01-30 23:53) 

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