F1-grand prix 2023年・第10戦 オーストリアGP 決勝

オーストリアGPの決勝は、スプリントレースと同じく、ポールポジションから
スタートしたマックス・フェルスタッペンが優勝して通算42勝になりました。

トラックリミット違反の報告が1,200件以上あったことで、全ての検証は不能
とされたものの、決勝終了後の検証によってタイムペナルティの追加が続出し
レース結果は大きく変わりました。但し、1-3位までは変更なし。



優勝したマックス・フェルスタッペンは、今回の勝利で5連勝になり年間優勝
もほぼ確実にしたと思いますが、セルジオ・ペレスも体調不良になったことで
スランプから復調した感じ？で久し振りの3位表彰台を獲得しました。

個人優勝はともかく、セルジオ・ペレスがポイントを稼ぐことでレッドブルの
コンストラクターズチャンピオンも近付いてくるわけで、フェラーリの調子が
上がってきたもののダブル優勝と個人総合で1-2位は確定かな。

メルセデスは前回のレースで、巻き返しの足掛かりを掴んだかのように見えた
ものの今回は見せ場を作ることもなく、ルイス・ハミルトンに至ってはレース
の最中からチームに対するクレームと他チームのトラックリミット違反を無線
で喋り続け、見かねたトト・ヴォルフから説教される失態を演じていることで
今年のルイス・ハミルトンは昨年以上に不振が続きそうな気がします。

ジョージ・ラッセルもマシンのコントロールに苦労したようで、メルセデスの
アップグレードは、現時点では全く成功したとは言えない感じですね。
時々、話題に出るルイス・ハミルトンの引退もあり得るかも知れません。

開幕戦から順調に実績を積み重ねて、レッドブルのパフォーマンスに迫りつつ
あるように見えたアストンマーティンでしたが、フェラーリ、マクラーレンが
アップグレードを繰り返すことで表彰台から遠ざかっている感じです。



角田裕毅は18位とポイント圏内から大幅に脱落しましたが、トラックリミット
違反で5秒追加のペナルティを受けて19位に終わりました。
リタイヤしたニコ・ヒュルケンブルグを除くと、最下位ということになる上に
契約解除を噂されているニック・デ・フリースよりも下位というのは、印象も
悪いので、次戦のイギリスGPではポイント獲得が出来ることを願います。

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