不倫の惑星 [R18のお話]
かなり前に話題になった「不倫の惑星」という本があります。
惑星=地球を比喩しているわけですが、アメリカからアルゼンチンに赴任した
著者が赴任後に既婚男性から口説かれた経験を経ることで世界各国の道徳観の
違いを感じ、性的な男女関係の本来の悦びとか楽しみを知らないままに生きて
きたかも知れないという思いで世界の不倫事情について取材した本です。
インタビューした相手の性格や人格の特性もあると思うので、一概に国を代表
した意見ではないと思いますが、ロシアでは不倫は夫婦の義務であると言われ
南アフリカでは不義密通に対して制裁を加えられること(姦通罪)を想定して
生きるか死ぬかの極限状態でセックスをする様子など、世界の各地で話を聞き
実際の経験者の不倫事情について纏められています。
惑星=地球を比喩しているわけですが、アメリカからアルゼンチンに赴任した
著者が赴任後に既婚男性から口説かれた経験を経ることで世界各国の道徳観の
違いを感じ、性的な男女関係の本来の悦びとか楽しみを知らないままに生きて
きたかも知れないという思いで世界の不倫事情について取材した本です。
インタビューした相手の性格や人格の特性もあると思うので、一概に国を代表
した意見ではないと思いますが、ロシアでは不倫は夫婦の義務であると言われ
南アフリカでは不義密通に対して制裁を加えられること(姦通罪)を想定して
生きるか死ぬかの極限状態でセックスをする様子など、世界の各地で話を聞き
実際の経験者の不倫事情について纏められています。
本の中では、日本についても触れられていて、セックスレス夫婦が増えていて
日々の仕事や家事で疲れているから性的関係を持ちたくないという意見が多い
にも関わらず、性風俗産業は世界でもトップレベルの種類と軒数があり、お金
次第で、望むことは何でも満たされるという成長産業になっていることが紹介
されていて夫婦間、恋人同士での性的関係は冷えているにも関わらず、男女共
第三者とのセックスでは激しく情熱的な関係を求め、そこに疲れるという感覚
は存在しないことに対して疑問を唱えています。
日本以外の国では夫婦間でも愛情を確かめ合うセックスの関係があるのに対し
日本では、夫婦や恋人との間は友人関係のようにドライな関係で、性欲を表に
出さないにも関わらず、性欲は人一倍強く、不倫関係の相手とは短い時間でも
充実した性を楽しむというのがアメリカの人には理解しにくいようです。
中国は国としての経済発展に伴なって、純朴な(統制されていた)恋愛がより
感情を持った情熱的な恋愛(心中や駆け落ちもあり)に置き換わっていく様子
も書かれていて、いろいろな意味で面白く読みました。
セクシーな描写はありませんが、不倫・浮気・恋愛などについて考える時には
参考になる本でもあると思いますので、性愛関係・恋愛関係の悩みがある方は
お勧めだと思います。(古い本なので書店にはないかも知れません)
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