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誤解されている女性の更年期 [健康・医療]

一般的なイメージで言うと、女性の更年期というと閉経のことだと考える人が
大半ではないかと思いますが、実際に閉経を迎えるのは更年期の終盤であって
実際には生理の周期が狂い始めたり、生理痛が酷くなったりするのと、肌荒れ
とか、体温調整の異常(全身が火照る、顔だけが火照る)、性的な刺激に反応
しなくなり女性器が濡れないために性交痛があり、性的な関係を拒みたくなる
といった肉体的な変化が起きることを更年期と言います。

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さらに、精神的な面で虚無感、不安感などネガティブな精神状態に陥りやすく
というような症状を一通り経験(症状の振幅は大きく人によってほとんど体感
しない人もいれば、家事や仕事に影響する人もいます)した後で生理が止まり
女性ホルモンの分泌が減少した状態に合わせて体が対応できるようになるまで
の期間が更年期ということになります。


若い頃にはほんの戯言だったような何気ない一言が、胸に響いて離婚するとか
破滅的な結末に向けて一気に走ってしまう傾向が強くなるのが更年期であって
一昔前のようにヒステリーという言葉では済ませないで、体の中でどのような
変化が起きているのかをきちんと知る、ということは女性本人にとっても周囲
の人、そしてパートナーにとっても重要なことです。



女性の更年期の場合に限らず、男性の更年期についても、性的な行為を継続的
にしてきたのか?という要因は関係が深いと考えられ、セックスレス状態でも
愛撫や自慰行為はあった人と、自慰行為もしていない性的に潔癖なタイプの人
で比較すると潔癖なタイプの人は、割合として低年齢の時期から更年期に足を
踏み入れる確率が高く、女性の場合だと子宮筋腫(内性器は性的刺激で動きが
あるため、性的な刺激がないとうっ血状態になるのではないか、という仮説の
元に書いています)に罹患する例が多く、男性の場合だと性機能の低下により
勃起不全になったり、前立腺の病気と関係があるという見方もあります。

40代、50代になっても性行為の頻度が高く、女性ホルモンの分泌を助けている
女性は年齢以上に若く見える場合が多く、更年期が遅くなったり症状が軽いと
いう割合が高く、実際に性的な関係はなくても、恋愛(芸能人やスポーツ選手
に対する疑似恋愛を含む)をして、トキメキの感情を感じている女性も同様に
更年期は遅めだったり、更年期になっても極端に酷い症状が出ることは少ない
という見方をして間違いはないようです。

いろいろと誤解されることも多い更年期ですが、病気のようで病気という診断
は出来ない、とは言っても病気じゃないとも言い切れず、誰にでも必ず加齢と
共に出現する症状なので、症状が出ている時には周囲の理解も必要です。



体調が思わしくない時に、無理をしていいものではありませんし、少なくとも
怠けているという見方をして、精神的に追い込むようなことをすることだけは
絶対にしてはいけません。

更年期の期間は10-13年ほど続き、山線谷線のグラフのように上昇下降を何度
か繰り返しながらピークに上り詰めて、平常の感情・体調に戻ります。

閉経するまでは更年期ではないというわけではなく、閉経に向けて準備を開始
した体の状態が更年期だということを認識することが大切です。


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