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おとなの性教育 [R18のお話]

アメリカのトーク・ライブ番組「ジミー・キンメル・ライブ!」の番組放映中
街中を歩く男性に、女性の体の構造(主に生殖器)について尋ねるコーナーで
男性の答えが的外れすぎたという話がHUFFPOSTで紹介されています。



女性の子宮の数は一つ?それとも二つ?という問いに対して、二つと回答した
男性が普通にいたり、子宮の数は二つで卵管の数は一つと答えた人もいたとか
最大では卵管の数を四つ、卵巣の数を六つと答えた人もいます。

そんなの常識だろうと思いますが、子宮は一つ、卵管・卵巣は二つと答えた人
が正解を答えた人よりも少なかったというのは驚きの結果でした。


女性の下着や裸体に興味があっても、そしてまた女性と快感を共有することが
大好きであっても、女性の内部にまでは興味がないというのは残念な話です。

0pen_regs.jpg

今はどうなのかわかりませんが、私が小学生の頃は女子だけが集められて初潮
の話から始まり、妊娠までについて形ばかりの性教育が行われ、記憶の中では
男子生徒に対して精通や精子と卵子の役割、避妊などについて授業として教育
された覚えは全くないですね。

Uterus_illustration.jpg

オナニーなんて言葉も教育として聞いたことは無いし、もちろん女性を愛する
方法なんてのは授業ではやらないと思いますが、逆にそういうことを全く興味
なく過ごした人が結婚した後に、膣口と肛門の違いが分からず、結婚して月日
が経ってから子供が出来ないのでと産婦人科を受診して、初めて膣内ではなく
肛門内で射精していたなんて話もあるぐらいなので、性教育って大事です。

日本よりも詳しく性教育を実施する上に、初体験の低年齢化かが進んでいると
見られているアメリカでも子宮の数が分からない人が普通に存在しているのは
やっぱり性教育というか、「性」に対して非道徳的とか下ネタ的な見方でしか
話の出来ない人が、正しくない知識を拡散しているのが問題なのでしょう。

日本に限らず、大概のことにおいて、デマ・不確かな情報を持つ人の方が声が
大きく人に物事を教えたがる傾向にあるのはご存じの通りです。

「マンモグラフィーで検査する場所は?」と聞かれて、下半身と答えた男性が
いたようですが、そもそも女性特有とされる乳がん(但し、乳がんは男性でも
罹患する人がいますから要注意です)や子宮がんに対して興味が薄い人が多い
と思いますし、マンモグラフィが乳房を挟むようにして撮影するので検査自体
が痛いということを知っている男性は少ないでしょうね。

mammography.jpg

自分の快感を追求するために女性の体を探求することも、お互いの幸せのため
に必要なことの一つかも知れませんが、女性が生理痛だと言っても、そんなの
毎月のことだから我慢できるでしょと対応したり、コンドームを着けて欲しい
と言われて、妊娠するかどうかはわからないから、なんて答えているようでは
本当の意味で女性を愛しているとは言えないんじゃないかな。

ということで、やっぱり「おとなの性教育」って必要でしょうね。


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