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クロフネが種牡馬を引退 [競馬]

社台スタリオンステーションに繋養されている種牡馬クロフネが種牡馬を引退
することが発表され、今後は功労馬として余生を送ることになりました。

デビュー当時は現在調教師の松永幹夫ジョッキーとのコンビでしたがGⅠでは
武豊ジョッキーが騎乗し、NHKマイルカップとジャパンカップダートで二勝
した後で引退し、種牡馬になっています。



馬主はディープインパクトやキングカメハメハなどの金子真人氏で、現在では
個人名ではなく金子真人ホールディングスとして活動されていますね。
この方の馬を見抜く目は普通じゃないと陰ながら尊敬しております。


去年も今年も種牡馬としてのお仕事はしていなかったということで実質的には
二年前から引退していたような感じですが、十数年ぐらい前に社台スタリオン
ステーションに行った時に、手前がディープインパクトだったんですが奥側の
放牧地でこっちにもいるんだから見てね、みたいな感じでチラチラとこちらを
見ていたのが印象的でした。
芦毛のサラブレッドは年を重ねると共に白くなるので白馬の王子様でしたね。

引退後に種牡馬になり子供たちはJRA(中央競馬)で重賞を43勝していますし
通算の勝利数は1414勝(まだ産駒は活躍しているので増えるはずです)とJRA
歴代の種牡馬の中でも8位の成績のようです。

そしてレックススタッドに繋養されているタニノギムレットも、今年限りでの
種牡馬引退が発表されました。



日本ダービーで優勝後に故障が発症したため早々に引退し、その後は種牡馬と
して活動していてクロフネほどの大活躍はしていませんが、あの日本ダービー
を勝った牝馬のウオッカのお父さんです。(ウオッカは2019年没)



馬の一生のうちに一度しかチャンスのない日本ダービーでの優勝は、一年間で
約1万頭生まれるサラブレッドの中から一頭しかできないことなので親子二代
がダービー馬というのは難しいことなんですが、日本ダービーを牝馬が勝つと
いうのは更に難しいことなので、タニノギムレットとウオッカの父娘ダービー
制覇という偉業は今後も見られないことかも知れません。

今頃の時期になると競走馬の生産界では高齢馬(中には全く高齢ではない馬が
亡くなってしまうこともありますが)の死亡記事と種牡馬の引退のニュースが
目立つようになります。毎年のことながら寂しい話です。

クロフネもタニノギムレットも武豊ジョッキーが騎乗して日本ダービーに出走
している(クロフネは5着、タニノギムレットは優勝)という共通点があって
武豊騎手も51歳ですからね、これから10年以内には引退なのかな。
とりあえずは考えたくない話だな…と忘れることにします。


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