消毒用アルコールとマスクの供給 [健康・医療]
の入手が困難になっているという状況で、国内酒造メーカー各社が消毒用にも
転用が可能な高濃度アルコールの製品を市場に投入していますね。
消毒用アルコールも醸造用アルコールもエタノールなので、基本的には消毒に
使うことが出来ますが、飲料用として販売されるものはあくまでも「お酒」と
して販売され「消毒や除菌を目的に製造されたものではありません」と表示は
されていますが、消毒用アルコールの条件である(アルコール濃度65-80%)
を満たしているので手指消毒として使用することは可能です。
消毒用アルコールが不足しているのに対して酒造用の醸造用アルコールは普通
に流通していることから酒造会社が着目したもので、所管する役所も違うので
事前にいろいろな制約があったようですが、実際に不足していることに間違い
はないので、厚生労働省医政局も日本医師会に「手指消毒用エタノールの供給
が不足していることから医療機関等において、やむを得ない場合に限り高濃度
エタノール製品を代替として用いることは差し支えない」という見解を流して
いますから、表向きは飲用ですが実質的には消毒用として使えますという意味
だと普通は受け取りますよね。
この辺りはいわゆる「お役所仕事」ではなく柔軟性がありますので、その他の
省庁の障壁によって不自由な部分も柔軟性を出すようにしてもらえば、窮屈な
状況になっている現状の国民生活も少しは緩和されるかもしれません。
基本的には飲用として販売許可が出ているので、菊水酒造の「アルコール77」
はレモンの香りの香料が入っていますし若鶴酒造の「砺波野スピリット77%」
は食品添加物のグリセリン(甘味料)を加えて消毒用ではない、という形には
しています。(グリセリンは保湿剤としての効果もあります)
ですから販売するのはドラッグストア(今は酒類もあるので売り場は衛生用品
ではなく酒類販売コーナーになります。)や酒類販売店が予定されていますが
当面は医療機関が優先になるみたいですね。
実際のところ、マスクよりも直接的な効果は高そうなので、アルコール消毒の
需要は高くなっていますから、いろいろな企業が枠組みを超えて必要なものを
提供できるようになれば良いと思います。
ちなみにマスクですが中国国内の需要を満たすだけの生産量が確保できたので
中国が輸出禁止を止めて輸出の許可を出したようです。
さらにSoftbankの孫さんが、月産3億枚のSoftbank専用ラインを中国国内の
会社と契約したことから利益を上乗せしないで医療現場を中心に供給すること
を発表したので、アイリスオーヤマの新工場(月6千万枚)も合わせることで
供給不足は順次解消されて行くような感じです。
466億円の税金を投入して「ゴムではなく紐」とか「子供用並みの大きさ」と
揶揄されているアベノマスクは本当の税金の無駄遣いになりそうです。
周囲に頭の悪い補佐官しかいない総理大臣では必要なものを適切に国民に供給
するなんてことは無理だということですよ。とはっきり書きます。
無策な政府よりも民間企業の方が遥かにスピーディーに必要なものを遅滞なく
必要な人に届けられるということですよね。余計なことや口先介入をしないで
お金を出すのがこの国の政府に求められていることだと思います。
ナイス(^^)d
by みうさぎ (2020-04-14 15:47)
消毒も出来て飲める!優秀なお酒ですね。
早くマスクが売れ残るぐらいになって
欲しいです。マスクマスクで疲れました。
(ドラッグストア店員の嘆き)
by mio (2020-04-14 17:14)
アベノマスクって、給食当番を思い起こさせます。
by はづき (2020-04-14 17:18)
みうさぎさん:
コメントありがとうございます。
体調に気を付けて、お互いに生き残りましょうね。
真剣勝負のサバイバルレースです。
by suzuran (2020-04-15 22:56)
mioさん:
コメントありがとうございます。
表向きは飲用ですが、さすがに65%を超えているのは割ったとしても
あまり飲用には向いていないような気がします。
私が高校の時、化学系の学科だったのでエタノールとクエン酸と蔗糖
に純粋を混ぜて内緒のカクテルを作って、同級生のご要望にお応え
していましたが、あれは美味しくはなかったと思います(笑)
マスクは中国が現在月産33億枚ぐらいになったみたいです。
日本の国産と中国からの輸入で6-7億枚ぐらいが確保できそうですが
どうやら、自民党の原田前環境大臣が4億枚ぐらいをかき集めて高値
で販売するようにあっせんしていたみたいですね。
(文春で記事になっています)
悪事がバレたので、一か月以内にはマスクが普通に出るはずです。
by suzuran (2020-04-15 23:11)
はづきさん:
コメントありがとうございます。
あのマスクは消毒するために漂白剤で洗ったら崩壊したらしいです。
縫製が雑で端から糸がほつれる欠陥品も多いみたいです。
ゴムではなく紐で耳に止めるようになっているタイプもあるものの
小さすぎて付けられないのとか、大きすぎてスカスカのものとかで
実用には適さないとか散々の批判を受けています。
466億円で1億3,000万枚を調達して約5,800万世帯に送るそうですが
簡単に計算すると配送料などのコストも含めてマスク一枚にかかるお金
は358.5円なんですが、マスク本体の買い入れ価格は260円です。
要するにマスク一枚当たりで配送料や人件費で98.5円かかっています。
マスクも出荷価格は200円らしいので1枚当たり60円を日本政府が利益
として持って行きますからマスクを配ると日本政府には78億円の小遣い
が計上されることになっています。
給食当番マスクで安倍晋三と仲間たちは78億円の大儲け。
これでふざけんな!と怒らない人はとても気の良い人だと思います。
by suzuran (2020-04-15 23:20)