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夢を語ることが楽しかった時代 [問題提起]

2020年になっても夢を語るのは自由なんですが、夢を語る度に現実との乖離に
空しくなるというような感覚があるのが今の時代の特徴かも知れません。

明るい未来が頭の中に描けない閉塞感、老後を心配するあまり現役世代の人が
自分の趣味や楽しみのためにお金を使うこともできない。

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消費税が増税されたその直後に社会保障費の削減が検討されるという財務省の
発言は、増大する社会保障費を国民みんなで支えるための消費税を増税すると
いう説明とは全く整合性がなく、さらには法人税減税を検討なんて話を聞くと
企業の利益を上げるために消費税を増税したということになります。


消費税を社会保障費として使わない事実がある以上、老後のための備えとして
お金を貯めることが必要ではあるものの貯金が出来るほど余裕のある賃金制度
のある会社はほとんどなく公務員だけが安定的に賃金上昇し、一般企業の場合
は前年度比で可処分所得が減少しているのが実際のところです。



極東アジアの中で日本自体の価値が低下することによって貨幣価値が下がって
年金は目減りし貯金も目減りして、若い頃に楽しみは後回しにしたはずなのに
歳を取れば取ったで、またまた趣味のためにお金を使うことが出来ないままで
寂しく死んでいく、という将来がリアルにイメージされている現状では毎日が
面白くない、楽しくない、生きていてもなにも良いことがないという方向へと
考えてしまうために自殺者数は高止まり、むしゃくしゃしたからと意味もなく
他人に危害を加える危険な世の中のリスクは高まるばかりです。



前を向いて明るい話が出来ないのは個人責任ばかりではありませんが、評論家
と呼ばれる賢い人(思いっきり嫌味ですけどね)は能力が陳腐化しているだの
老後の費用を貯めるのは自己責任だと個人に責任を押し付けるようなニュース
の解説を繰り返して、結局は個人がもっと働いて税金を納めて国が持つ借金を
返さねば個人に幸せはやってこないなんて話ばかりです。
そりゃ、まともな神経をしている人は不安にもなるし嫌にもなりますよね。

世の中の人の中にも多分、同じような気持ちを持ちながら日々生きている人が
いるんだろうななんてことを思ったりしますが、下を向いてばかりいても遠く
が見えなくなるばかりですからね、私的には浜田省吾の歌を聴いて、どんなに
遠くても自分の生きる道は前向きに進んで行きたいと思います。



死ぬ時に良い人生だったと言えれば、それで良いと思っていますが、まだまだ
敗北宣言をして死ぬ時を待つのは早すぎますよね。
精神論ではなく充分に注意を払って変異ウイルスを乗り越えましょう。


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