恋愛の形になった婚外恋愛

基本的には世界の多くの国の常識では、法的には婚姻の形は一夫一婦制であり
特定のパートナー以外との性的関係はタブーであるというのが正しい姿である
というように認識はされています。



日本の制度いう戸籍という血統管理（家系）のためには一人目の子どもの父親
から三人目の父親の子どもが全て違うということでは、管理することが困難に
なるという行政側の理由にもよるでしょうし、優生保護法などの法律の理念を
当てはめてみても父親と母親が明確でないと近親相姦を完全に把握することが
困難になるという事情もあるものと思います。

が、事実としては同時期に複数の人とセックスをしていたために子どもの父親
は正確にはわからないという事例は日本のみならず海外の国でも実際に起きて
いることで、ＤＮＡ鑑定をしてみたりして多額の費用をかけて徒労に終わる例
もあれば、実際に別の男性の精子によって受精していたことが判明して、離婚
したり損害賠償請求が行なわれたりする例も増えてきているようです。



一昔前には血液型が一緒なら、それ以上は調べようがなかったわけですが現代
はＤＮＡ鑑定の技術が一般化してきたために、別の部分での悲喜劇も演出する
ようになってきているわけですが、個人的には血液型が合致とか妊娠する前に
避妊をしないでセックスしていたのであれば、自分の胸に抑え込むようにして
白黒付ける必要はないのではないかと思いますが、多額の財産をお持ちの方は
財産の流出を防ぐために愛情と信頼の崩壊は二の次みたいなようなので、元々
高額なＤＮＡ鑑定をしようと考えている人は、財産の保全の方が重要度は高い
ということなのかも知れません。



女性は同時期に何人の男性と平行してセックスをしていても本能的に受精した
精子の持ち主がわかるという説もありますが、動物から人間へと進化したこと
で、そのような野生の勘は働かない人の方が多いのでは？と私は思いますから
男性が自分の子だと判らないのと同じく女性も同一条件で何人もの男性の精液
を受け入れているとしたら相手を確実に確定することは困難だと思います。

但し、女性の場合にはセックスする時点で排卵期を外したりして、ある程度の
コントロールをすることが出来る部分があると思うので、受胎したいと思える
男性を選別することは可能ですと断言します。



そんなわけで、精液を受け入れても受精には至らないセックスをして性格とか
収入面で満足のできる男性と結婚をして、あえて受精しやすい時期にセックス
をして、本当に好みのタイプの外見の男性のＤＮＡを受胎するという、小技も
含めた乱交を実践している女性も少なくはないように思っています。

生物学的には同じ男性（精子の遺伝情報が同じ）だけとセックスをしていると
精子の選択肢が限られるために不妊の原因になったり、優れた両親であっても
両親の能力を引き継ぐ子どもが生まれにくいということらしいので単純に生物
としての繁殖の営みであるのならば、何人かの男性の精子を受け入れて本当に
生命力の強い精子で受精することで優秀な子孫が残せるはずです。

というようなことから、浮気をしたいという心理は男女共に表向きに出さない
だけで、潜在的には持っている人が多いと思います。

ただ、それを実践するかどうかは本人の倫理観（人としての社会との関わり方）
次第であり、社会動向にあまり興味がなく自分の人生を充実させることが重要
だと考える人ほど、実際に不特定の異性とセックスをすることにも積極的だと
いう統計結果があるようです。



ただ、女性が婚外恋愛でセックスを求める時には排卵期を外す傾向が強いのに
対して、男性は無頓着であることが多いという統計もありますから理論と実践
には違いがあり、優秀な子孫を残したいという目的を明確にして不特定の男性
とセックスをする女性は少ないようですし、男性の場合だとさらに単純に性欲
の発散という目的だけのためにセックスを求める人が多いわけです。

高尚な理由を100個並べるよりも、一瞬の快感に突き動かされる人の方が実は
多いんだよという証明みたいな話になってしまいました。

最後に一つ付け加えますが、浮気の相手とするセックスで満足する人の割合と
いつものパートナーとのセックスで満足する人の割合は実は半々程度ぐらいに
なるようで、他人に公開されることのない快感ポイントを熟知している人との
セックスの方が安心して身体を任せられると考えている人は半分ぐらいである
ということになり、意外に婚外恋愛を求めている人は多いわけです。



結婚する人も減少の一途ですが、婚外恋愛にトキメキを求める人がいる以上は
妻帯者だからライバルから外すということはないわけで、独身者が同じ独身者
の恋愛対象を探すのはかなり難しいことかも知れません。

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