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人間の都合で殺されるカンガルー [地球環境・自然・宇宙]

オーストラリアでは人間の数よりも羊が多く、その羊よりもカンガルーが多い
という話がありますが、実際にカンガルーの生息数がどれぐらいなのかという
公式な数値は見たことはないので実際に一番多いかどうかはわかりません。

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オーストラリアに元々住んでいたアボリジニ(先住民)が移民で流入してきた
ならず者の白人たちに迫害されて田舎暮らしをさせられている間に白人たちは
勝手に「白豪主義」なんて差別的排他主義を国是にして有色人種を追い出した
歴史がありますからね、オーストラリア人の言うことは五割減ぐらいに聞いて
おくのが適切ではないかと思います。


オーストラリアのメジャー航空会社であるカンタス航空は50年以上人身事故を
起こしていない世界でもっとも安全な航空会社と認定されていますが、尾翼に
描かれている絵柄はカンガルーで、オーストラリアの代名詞とも言える動物が
カンガルーであることはオーストラリア人も理解していると思います。

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そんなオーストラリアで増え過ぎたカンガルーを駆除する目的で狩猟が解禁に
なり、ビクトリア州ではエリア毎に「勝手に」人間が決めた適切な頭数以上の
カンガルーは射殺してペットフードの原料用として使うことを決めました。

オーストラリアの代表にされたかと思えば邪魔者としてペットフードの原料に
するという人間の身勝手さを象徴するかのような政策ですが、畑を荒らすとか
道路に飛び出して車とぶつかるから危険だとか、それって完全に人間の方から
しか見ていない言いがかりのような理由なんですけどね、ホントに勝手な人間
が多いことにカンガルーのストレスが高まるばかりで、あえて人間の家に来て
ドアを叩いたり、人間にボクシングを挑んでいるんじゃないかと思います。

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ペットフード用と言いながら、人間の体にもっとも無理なく適合する肉は羊と
山羊と言われていますが、いやいやそれ以上に人間がアレルギーが出ないのは
カンガルー肉だという説があるので、人間の食用を想定して輸出するつもりが
あるかも知れないので、カンガルーの受難は厳しい目で見る必要があるように
感じていますが、あまりカンガルーを虐めないでという声は無いですね。

小泉進次郎環境大臣が、環境のことなど全く考えずに食べて喜んでいると批判
されたステーキも牛じゃなくてカンガルーなら炭酸ガスを大量に放出すること
もなければ、大量の水を必要ともしないので、少なくとも小泉進次郎は環境の
負荷削減とオーストラリアの適切な動物管理に貢献した、と言われそうですが
そこまで考える頭はなさそうですよね。

私自身、一度カンガルーの炒め物を食べましたが血抜きが下手なのか、冷凍の
解凍がうまくいかなかったのかはわかりませんが、血抜きされていないレバー
を食べたような血の臭いのするワイルドな味でした。

そんなわけで本当は食肉用として売りたいのがビクトリア州の本音なのでは?
と思いますが、裏はあってもオモテナシの日本のような嘘がつけない政権では
ペットフード用と言い切った方が印象が良くなると思っているのかもね。

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日本への輸出量が増えているという話も聞きますが、カンガルー料理をメイン
で提供するお店というのは聞いたことがありませんので、やはりペットフード
の原材料にされているのが実際のところでしょうね。

人間っていう生き物は利用するだけ利用して、自分たちの意に沿わないことに
なると殺して犬や猫に食べさせてしまえ、という本当に身勝手な奴です。
地球にとって一番良い選択は人類を滅びさせることだというのは確かですね。

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