日本人女性の体形変化の45年

日本人女性の体形の変化には法則がある…と下着のトップブランド、ワコール
が主宰する人間科学研究所の研究成果が以前に発表されていました。

メインが女性用のインナーを取り扱う会社なだけに、過去から受け継いだ膨大
な日本人女性の体形に関するデータを解析した結果も女性の身体、特にバスト
についての変化を具体的に表現されている内容でした。



基本的に一度変化した体形は運動や食事制限などでも戻らないので、無意味で
危険なダイエットを止めてもらうという警鐘の意味もあるということでした。

人間科学研究所には1964年以降、45年間に渡って四万人以上の女性の身体を
計測したデータが蓄積されていて日本女性の体形についての研究では約1800人
の日本人女性の計測値を分析した結果として、全ての女性が三つの段階を経て
体形が変化することが明らかになったとされています。



若い世代からの変化を言葉で表現すると、まず上胸のボリュームが落ちて脇が
「そげる」ことから体形変化の第一段階が始まり、それに続いて胸の下部分が
「たわむ」ことで「外に流れる」のが年齢によるバストの変化。

ヒップの場合には下部が「たわむ」ことで、全体が逆ハート型から四角い形に
なり、お尻の頂点が「下がる」ことによって、お尻の肉が「内側に流れる」と
いう変化が目に見える形での加齢ということになります。



順序は女性全員が同じではあるものの、バストの方が加齢変化はしやすいので
早い人の場合は２０代から下垂が始まるとされていますが、乳腺や脂肪などを
まとめてバストの形をキープしている、クーパー靭帯という器官に負荷が多く
かかると、いわゆるバストが垂れるという現象になるので、あまり張り切って
バストアップの体操をしても逆効果ということになりそうです。

外科的な手術によって修正をすることは出来るようですが、運動で靭帯機能を
取り戻すことは出来ませんので、体操による強化ではなく全体を優しく支えて
バストの形を保つワコールの補正下着を使うのがベストだと、さりげなく効果
を強調したいという意味もあるのかも知れません。



下着一つで女性の体形が著しく変わる技術が開発されたことで着衣の上からは
外見上の変化がほとんどわからなくなっているのが、ワコールなど女性下着の
販売会社の努力のなせる技とも言えそうですが、そういった外見では見えない
部分があるがために「私、脱いだらすごいのよ。」という台詞の重みもかなり
増しているのかも知れません。

タグ：加齢 体型 ワコール 女性 下着

コメント 2

コメントは控えさせていただきます。（笑）
by リス太郎 (2019-10-10 01:20) 

リス太郎さん:
コメントありがとうございます。

正直なご感想を是非とも。
by suzuran (2019-10-10 21:44)