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厳しく決断の早いレッドブル [モータースポーツ]

昨年、誰もが想定外だったルノーへの移籍を発表した、ダニエル・リカルドの
後任としてトロロッソからレッドブルに昇格したピエール・ガスリーに対する
チームの評価が低落し続けています。



そもそも一昨年は、前年のヨーロッパF2チャンピオンとして日本のスーパー
フォーミュラに参戦(レッドブルの育成ドライバーとしての参戦)して、年間
優勝を争う戦いをしていましたが、最終戦が台風のために中止になり年間2位
の成績を挙げて、翌年トロロッソからデビューということで、まだルーキーに
近いレベルでありながらトップチームに引き上げられたことが幸運だったのか
不幸だったのかという感じだったと思いますが、レッドブルに移籍してからの
ピエール・ガスリーはシーズン当初から降格の噂が絶えない状態です。


バルセロナの合同テストでクラッシュして、まだ予備のなかった部品を壊して
マックス・フェルスタッペンが担当するはずだったテストが実施不能になった
というのがシーズン前の躓きで、今年のマシンのセッティングがなかなか最適
にならないのは、バルセロナの合同テストの時間を無駄にしたからだとずっと
アドバイザーのヘルムート・マルコが言っているぐらいなので、シーズン前の
あのクラッシュが厳しい評価の始まりになりました。

マックス・フェルスタッペンと同じマシンなのに速さが足りない、順位が低い
と毎レースの度に槍玉にあげられていますが、トロロッソで現在のポイント数
であれば称賛されこそすれ、批判されることはないはずなのでトップチームで
年間を戦うというのは他チームのドライバーとの戦いだけでなく、自チームの
チームメイトともコンマ三桁の争いをしなければならないようです。

No.1ドライバーであるマックス・フェルスタッペンのマシンに最適の設定
をして予選を戦うのがチームの方針であるにも関わらず、自分の走りには適切
ではないと発言して、まず自分のドライブを修正しろとヘルムート・マルコの
怒りを買ってしまうということで、自分の主張ははっきりと伝えるフランス人
の特性が裏目に出てしまっているとも言えそうですね。

夏休みまでは猶予を与えるので、それまでに結果を出すのがレッドブル残留の
条件みたいな感じなので、これからの結果次第では今年トロロッソに復帰した
ダニール・クビアトとの交代もありそうな話もありますが、チーム代表である
クリスチャン・ホーナーは今年中はドライバーを変えるつもりはない、と発言
していますので実際にどうなるかはわからないですね。

マックス・フェルスタッペンが契約破棄条項を行使して来年にはメルセデスに
移籍するという話もあり、その場合にはセバスチャン・ベッテルがレッドブル
に復帰して、フェラーリにフェルナンド・アロンソという未確認情報もあって
夏休み以降はチームの移籍の話題も活発になりそうですね。

来年のトロロッソのルーキーとして期待され、今年からスーパーフォーミュラ
のTEAM MUGENのドライバーとして参戦していたレッドブルジュニア
プログラムのダニエル・ティクトゥムは初戦の8位以降のレースでポイントを
挙げられないばかりかSUGOのレースでは最後尾からのスタートになるなど
パフォーマンスが向上しないことを理由に解雇されました。



抜擢されてレッドブルから年間のサポートを受けてレースに参戦しているので
目立たなければどうにもならないというのは当然のことですが、レッドブルの
ジュニアプログラムもF1でも、期待されたパフォーマンスを発揮できないと
即時解雇される厳しいチームであることを再認識しました。


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