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時代と共に様変わりしたお仕事 [飛行機・鉄道・自動車]

私が小学生の頃に「アテンションプリーズ」というテレビドラマがあって
当時は高根の花だった航空旅行と、それをエスコートするスチュワーデス
をちょっと身近に感じることが出来るような、そんなにシリアスではない
ドラマだったような気がしますが、実際のところほとんど覚えていないと
いうのが子供の頃の記憶力の限界です。



あの頃は女子の憧れの職業だったスチュワーデスですが、スチュワーデス
という言葉の意味が「豚小屋の番人」だとか、そんな話が出たことと旅客
の増大と航空機の巨大化、低コスト化によって航空旅行が一般化したこと
などを受けて、いつしか呼び名はキャビンアテンダントという言葉が定着
して、ちょっと別世界的な響きのあったスチュワーデスという言葉は死語
となり、憧れの職業は3K(きつい、危険、汚い)職場で働く低賃金労働
の職業になってしまった航空会社もありますね。


スチュワーデスという単語も今では死語になり、キャビンアテンダントと
いう会社もあれば、キャビンクルーという会社もありますから、一般的に
認識されているCAと言っても通じないところもあったりします。

cabin_crew1.jpg
キャセイパシフィック航空

cabin_crew3.jpg
アシアナ航空

cabin_crew6.jpg
シンガポール航空

私と同世代ぐらいになるとあまりこだわりもないと思いますが、私よりも
10歳ぐらい年上の人にとってはスチュワーデスと結婚するなんてことが
あると芸能人と結婚するぐらいの大騒ぎで、お付き合いが出来るだけでも
ハイクラスな女性と認識されていたわけですが、そういう部分については
今でもあまり変わっていなくて、CAが参加する合コンなんて話になると
希望者は多いみたいですね。

個人的には私が住んでいる田舎では車通勤しか通勤手段がないので仕事の
帰りにアルコールを飲むことも難しいような土地柄ですし、こんな田舎に
わざわざ合コン目的で女性が集まることもないので、合コンという飲み会
が実施されたこともなく、当然参加したこともありませんが、それはまた
別の話なので深入りすることなく前に進めます。

私が高校の頃には体育教師がスチュワーデスという名前のソープランドに
行って、制服姿の女性と楽しいひと時を過ごしてきたと授業中に口走って
女子からは白い目で、男子からは羨望のまなざしで、見られていたことを
思い出しました。(以前のことほど、よく覚えています…歳ですね。)

cabin_crew2.jpg
セブパシフィック航空

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エアアジア

cabin_crew4.jpg
ベトジェット…勤務中はこれはないと思いますけどね。

LCCが航空便の半数を占める路線も出てくるようになって機内の仕事も
保安業務から旅客サービス、機内販売、清掃まで仕事が増える割には賃金
は上がっていないということで、CAという仕事も厳しくなっていますが
それでも笑顔で迎え入れてくれるんですから、仕事をするという立場では
微妙かも知れませんが、一部の男性にとっては航空会社選択の重要な要素
になっているような気がします。

そうでなければ、CAのカレンダーとか販売されませんよね。


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majyo

高校のクラスメートがスチュワーデスで老舗のぼんぼんと結婚しました
走る仲間が航空会社で、みんなで遊びに行った時
制服があり、着て写真撮りました。服はきつかった
これだけ便数が増えれば、人々の意識も変わってきたでしょうね。

ドラマ、たまに見ていましたよ。ドジな主人公、堀千恵美?
by majyo (2018-10-31 07:07) 

JUNKO

私の時代は看護婦、教師(小学校・家庭科・体育)、銀行の窓口、事務員などが一番多い職業でした。
by JUNKO (2018-10-31 13:06) 

suzuran

majyoさん:
コメントありがとうございます。

規制があって便数や路線を設定するのにも運輸省の認可が必要だった
時代には航空会社も少なくて、まだ飛行機に乗ること自体も一世一代
ぐらいの気概がないと航空旅行なんて行けない時代でしたから、当然
客室乗務員は競争率の高い職種でしたし、実際に客室乗務員になった
人もその競争に勝ち残った人たちでしたから容姿端麗、知性と教養に
満ち溢れた女性の仕事だったイメージがありました。

現在は航空会社は数多く、規制緩和で運賃も過当競争気味なので以前は
到着地でステイだった勤務が深夜便で出発地に戻るようになり、優雅で
洗練された仕事ではなくなりましたが、それでもやはり人間には絶対に
不可能な空を飛ぶ仕事ですから、競争率は低くはないですね。

LCCの客室乗務員とメジャー航空会社では当然サービスの内容に違いは
ありますが、安全保安要員としての仕事には責任と知識が必要ですから
厳しい訓練もあり大変な仕事だと思います。

ドラマは残念ですが外れです。
アテンションプリーズは紀比呂子主演で日曜日にムーミンの裏番組で
放映されていました。(30分番組でした)

堀ちえみが主演していたのは「スチュワーデス物語」で鎌田行進曲で
一躍人気俳優になった風間杜夫が教官、その元恋人で不可思議な存在
だったのが片平なぎさでした。
ドジでのろまな亀の松本千秋はこっちです。
by suzuran (2018-11-01 00:35) 

suzuran

JUNKOさん:
コメントありがとうございます。

私の同級生は同じように看護婦(現在は看護師)、銀行、証券会社などの
金融系、トレーサー(今はCADがあるのでトレースを引く仕事があるのか
どうかも不明ですけどね)、美容師などの仕事に就く人が多かったです。

運輸系だと鉄道会社でしたが、当時は女性の車掌や運転士は珍しい時代
だったので、女性で鉄道会社に行った人はいませんね。
by suzuran (2018-11-01 00:41) 

クッキー

TVむかしよく見ました、実際はハードなお仕事の様ですね

by クッキー (2020-05-25 14:20) 

suzuran

クッキーさん:
コメントありがとうございます。

以前、日本航空のパーサーの人の手首のところにまだ治っていない火傷の
跡を見て、突然揺れる機内で熱いコーヒーを出している時など、乗客には
かからないように自分が盾になるということなんだろうなと思いました。

それを見てからは機内サービスで熱い飲み物は頼まなくなりましたね。
仕事なんだから当たり前だろうと言う人はいると思いますが、自分のため
に火傷をしたり怪我をするようなことは私はして欲しくないです。

酔ってトイレで吐く汚いおっさんの後始末とか本当に大変だと思います。
以前、マニラで体調を崩して日本に帰った時にずっと寝ていましたが、
起きる度にコップ一杯の水が用意されていて凄いなと思いました。

そういうことがあったので、客室乗務員のことをスッチーとか軽い調子
で呼んでいる人を見ると本物の馬鹿だなと思うようになりました。
客室乗務員に迷惑だけはかけないようにしたいと思っています。

by suzuran (2020-05-26 01:21) 

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