アラン・ドロンが俳優からの引退を発表

フランスの元祖イケメン俳優にして映画プロデューサーのアラン・ドロン
が俳優からの完全な引退を発表しました。



アラン・ドロンは過去にも映画からの引退を表明したことがありましたが
それから暫くすると新作映画に出演しているという根っからの俳優だけに
引退発表は本気で受け止められていないようですが、過去とは違っていて
今回は本当に引退だと何度も強調しているのが逆に怪しいみたいな、腹の
探り合いが続きそうですが、個人的には引退は本気だと思います。

一緒に映画に出ることもあった、ジャン・ポール・ベルモントも今はもう
他界していますし、カトリーヌ・ドヌーヴやナタリー・ドロンなど関係が
深かった女優も高齢者ということで、老いた現在でも高い集客力を持つと
いう誇りがあると思いますが、実際の映画の興行価値において自分自身に
対する期待や位置づけを考えたら、花道を飾るには良い機会ではないかと
考える年齢に達したということではないでしょうか。





暗黒街の生き様を描いた「ボルサリーノ」、ミステリアスな青年を演じた
「太陽がいっぱい」、セクシャルな描写が人気になった「山猫」などなど
数多くの映画に出演し、日本では紳士服のダーバンやマツダのカペラなど
何種類ものＣＭに出演しただけで一億円を超えたという伝説のイケメンが
「もうこの年だ。人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」という
言葉を残して、一人のスターが静かに去っていこうとしています。



一般的な世代交代とは違いますが、寂しさを感じる引退です。

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