「思い出のマーニー」のテレビ放映

先日、ハリウッド版「ゴジラ」の地上波初放映の予定を書きましたが今度
は「思い出のマーニー」（2014年作品）の放映が１０月９日になることが
決定し、発表されました。
「金曜ロードSHOW！」10月9日 21時～23時09分（15分拡大／ノーカット）



現時点ではスタジオジブリの最後の長編作品となる「思い出のマーニー」
は海外の児童文学作品を北海道に置き換えて作られた作品で、他の子たち
と打ち解けることのできない少女・杏奈と入り江に面した屋敷に住む少女
マーニーとの不思議な交流によって、杏奈が成長する姿を描く物語です。

宮崎駿監督の作品とは違って、米林宏昌監督が作ったこの作品は、あまり
大きなヒット作にはなりませんでしたが、いろいろな人の繋がりが最後に
一本の繋がりになって世代を超えた愛情の存在が確かめられる作品になり
個人的には好きな映画になっています。

この映画について米林監督は「此岸と彼岸」の話と表現しています。
映画の中で象徴的に描かれている入り江は潮の満ち引きによって向こう側
へ渡れたり渡れなかったりする「此岸と彼岸」を映像化したものだと説明
されていて、実際に映画を観ると言葉の意味が分かります。

もしも映画館で観ていない人がいましたら、そういう人にこそ、是非とも
見ていただきたい作品だと思います。

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