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飛行機の話・CRJ-200 [飛行機・鉄道・自動車]

カナダのボンバルディア社が製造していたリアエンジンのジェット機です。
愛知県の民間空港が名古屋空港から中部国際空港へ移動になり、小型機専用の
県営名古屋空港になった後、日本航空グループのジェイエアが名古屋を拠点に
国内線の運航を始めた時に主力機だったのがボンバルディアCRJ200でした。

CRJ200-1.jpg

日本航空自体が会社更生法の適用を受けた際、路線縮小ということで名古屋の
拠点は撤収になりブラジル製のエンブラエルE170/E190に置き換えられていた
機体は羽田と伊丹に移動して名古屋空港は静岡県の物流総合企業の鈴与傘下の
フジドリームエアラインズに引き継がれたためCRJ200の記憶がある人は多分
そんなにいないかも知れません。


個人的にセントレアまで行くのは名鉄電車で行けるのですが、通勤時間帯には
空港に直接行ける特急がない(多くの通勤客のいる中で、大きな荷物を持って
乗らなければならない)という致命的な欠陥ダイヤのお陰で、名古屋空港まで
車で行った方が早くて近くて楽だということで、福岡や高知、熊本などに行く
時にはジェイエアは重宝していたのでCRJ200はかなり乗っています。

CRJ200-2.jpg

前方ドアを開けるとそのままタラップになるという構造なので機体のベースは
滑走路さえあれば地方空港でも問題なく運用できるビジネス機です。
逆に言えば移動式のタラップは不要ですから、運航する側にとって使い勝手の
良い機体だったのではないかと思いますが、機体の天井が低いので機内に積載
出来る持ち込み手荷物の大きさに制限がある点は不便でした。

CRJ200-3.jpg

小さな機体の割にエンジン出力が大きいので滑走路を一気にかっ飛ばして上空
へと一気に飛び上がって行く感覚は、いかにも飛行機に乗っているという感じ
がしてB767やB747などの中型機、大型機とは違った楽しみがありました。

また巡航高度が比較的低い高さなので、地上の様子がよく見えましたし、座席
の配列が2-2なのでどんな間違いがあろうが窓側か通路側になりますからね。
2人でどこかへ出かけた時には真ん中の席で隣に知らない人が来るという確率
はゼロでしたから、そういう意味でも好きな機体でした。

プロペラのボンバルディアDHC-8がトラブル続きだったのに対して、ジェット
のCRJ200はあまりトラブルの話はありませんでしたので(皆無ではなかった
ような気がします)安心して乗れましたね。

CRJ700_IBEX.JPG

もう何年か前に日本航空からは完全に退役しているので現在は見られません。
姉妹機のCRJ700をIBEXエアラインズが保有・運航していて仙台・伊丹が拠点
になっているので、リアエンジン双発の機体を見ることは出来ます。
自分自身は中部国際空港と仙台の間を1往復だけしたことがあります。


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