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武豊騎手がJRA通算4000勝 [競馬]

天才騎手として競馬に興味がない人でも名前ぐらいは知っているであろう
武豊騎手(49歳)が、JRA通算3997勝でレースに臨んだ9月29日
に一日3勝を挙げてJRA初めてで、今後も当分は塗り替えられることの
ない4000勝を達成しました。

yutaka4000.jpg

亡くなった実父の武邦彦元調教師も天才ジョッキーと呼ばれていましたが
その父親の騎手としての姿を見て育った武豊少年は父と同じく競馬の世界
で騎手となる道を選んで1987年にデビュー、翌年の1988年になり
スーパークリークで牡馬三冠レースの一つ菊花賞を勝って、デビューして
翌年にGⅠ勝利という最年少記録を作り、その後も節目の勝利数を最年少
記録の更新で塗り替え、日本調教馬による海外GⅠ初制覇など記録に残る
勝利を積み重ねると共にJRAの年間最多勝記録も持っています。




日本ダービーはなかなか勝てませんでしたが、サンデーサイレンス産駒の
スペシャルウィークでダービー初制覇、それからは名牝の誉れ高いベガの
仔であるアドバイヤベガ、タニノギムレット、ディープインパクトそして
ディープインパクトの仔であるキズナと日本ダービーで5勝して現時点で
日本ダービー最多勝利騎手になっています。



JRAでは4000勝ですが、地方競馬の重賞や海外でのGⅠ、GⅡでも
勝っていますので、全ての勝利数を合算したら相当の勝ち数になります。

日本ダービーを勝った馬だけでなく、メジロマックイーンやクロフネなど
コンビで出走することで話題になった競走馬が多いことでも、日本最多の
レベルだと思いますが、特にメジロマックイーンは一着でゴールしながら
降着になるとか、引退時の獲得賞金が10億円を超えて当時までの競走馬
の記録を塗り替えたことでも話題になりました。



武騎手のインタビューで好感が持てるのは馬に対して「彼、彼女」という
言葉遣いをすることで、馬自身の能力とか騎乗する際の馬に対する気遣い
など、馬との共同作業で勝てているという気持ちが前面に出ていることで
人馬一体の関係を作るために見えないところで多くの時間をかけていると
いう点で、昔ながらの賭博の対象的な印象が全くないことです。



落馬することで命にも関わるリアルスポーツに参加するアスリートとして
武騎手を見たい部分がある反面、調教師として競走馬を育成していくこと
というように視点を変えた競馬との関わりを見ていきたいとも思いますが
ご本人が決めることでもあるので、とにかくどんな方向に進んでも怪我を
しないように、今後も活躍を続けて欲しいと思います。


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